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映画 『マイアミ・バイス』 [映画 ま行 *Movie]


*監督、脚本* マイケル・マン
*製作* マイケル・マン、 ピーター・ジャン・ブルッジ
*出演* コリン・ファレル as ソニー・クロケット
     ジェイミー・フォックス as リカルド(リコ)・ダブス
     コン・リー as イザベラ
2006年 アメリカ

*あらすじ*
巨大犯罪組織による密輸の重要な中継地となっているマイアミ。
昼夜問わずの潜入捜査で、抜群のチームワークをみせるマイアミ警察特捜査(バイス)のソニーとリコは、使っていた情報屋やFBI捜査官がおとり捜査中に殺害されたことから、合衆国司法機関の機密情報の漏えい元を探るべく、自らも麻薬密輸組織への囮捜査という危険な特別任務に挑んでいきます。

                       ****

コリリンの『マイアミ・バイス』観てきました。 
ああ、コリリン、なんてむさくるしいの~! …好き♪ (呆)

マイアミ・バイスは20年前に製作されたTVシリーズなんだそうで、ヴェルサーチに身を包みフェラーリを乗り回すというスタイリッシュな刑事のドラマで大ヒットしたそうです。
20年前は知らないですけれど、ここのところず~っとテレビ東京系で再放送してますよね、ドン・ジョンソン、確かに素敵ですが一度もドラマをみたことがありません(;^^)
同じマイアミものだったら『CSIマイアミ』がまた観たいわ~、ホレイショ~! カムバック!

今回の映画でも、ソニー(コリリン)とリコ(ジェイミー)が、フェラーリでマイアミの高速道路をガンガン飛ばします。
でもできればマセラッティの方がよかったなぁ(T~T)
お腹に響き渡る重厚なエンジン音…、それを体感しているうちに、忘れかけていた“運転する男性の色気”が蘇ってきて、少し興奮してしまいました(*^m^*)
更には大海原を、コリリンが高速艇でコン・リーとドライブする場面も素敵でした。

ある批評で「コン・リーは、どすこい系のオカンにみえた。」と仰っていた人がいましたが(笑)
それって、『秋菊の物語』で身重にもかかわらず、夫に怪我を負わせた村長を訴えようと奔走する“オカン”姿が印象に残っているのではないでしょうか、あれは確かに凄まじかったです(笑)
彼女はあまり華がなくて、私にとっては新鮮なヒロイン像でした、『たまゆらの女(ひと)』で見せたように、幸薄いムードが彼女の魅力なのでしょう。

マイアミ市警のコンビが、情報漏えいによる仲間の死をきっかけに、漏えい元を突き止めるべく、麻薬取引のおとり捜査という危険な仕事に挑むというものでとてもスリリングでした。
驚くべきことに、こういう仕事を実際にやっている人がこの世にいるのですね~、コリリンらは、彼らの指導も受けたそうですよ。
偽取引中、密売組織の連中に身元を見破られたら、一瞬にして頭を撃ちぬかれる… 想像を絶する恐怖です(><)

お話しが飛びますが、そういう命を削るお仕事をされている人には、しっかりした家庭が必要ですよね、先日最終回を迎えたドラマ、『FBI失踪者を追え!・2』をみてもそう思いました。

そのドラマでは、FBIで日々失踪者を見つけ出すという尊いお仕事をしているある捜査官が、弁護士である妻のキャリアのために、自分の仕事内容や、地位、積み上げてきたキャリアを捨てる決意をするというものでした。
これにはどうも納得がいきませんでしたね~(T~T)
妻は、自分が昇進したから、夫に仕事内容を変更して転任先へついて来いだなんて言うんです。
確かに男女平等の時代ですが、夫は危険な現場で市民のために命をかけて闘っているのですからそれを尊重、優先させるのが普通ではないでしょうか?

ということで、つまりは、たとえばそういう捜査官とかお医者様とか、市民の安全を守ったり人の命を救う尊いお仕事の男性は特に、自分のキャリアやプライドに固執したり、家庭をしっかり守れないような女性を配偶者に選んではいけませんね~、と個人的には思います。
なので、これから結婚されるそういう職業の若い男性がたは、「自分のお嫁さんは自分でみつけるよ! だからママは口出ししないで!」な~んて言ってはいけません、ちゃんとママの意見も訊きましょう。

…お話しは映画に戻りまして、

やがてソニーたちは、漏えい元を突き止め、密売人どもと銃撃戦になっていきます。
この銃撃戦がまた凄まじいです、今は普通の拳銃で撃ち合いするのではないのですね、マシンガンでやりあうので音も凄まじくてとても迫力がありました。

ちょっとネタバレしますと、銃撃戦の最中、我を失い暴れるコン・リーを足で乱暴に押さえつけて、敵に応戦しているコリリンがセクシ~でございました。

いつもは優しく触れてくれるのに、いざとなったら力ずくでねじ伏せる! かっこいいっ(≧▽≦)


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フルヤマ

こんばんは・・いや、おはようございます・・じゃなかった、、お久しぶりです!ヽ(´o`;

> FBIで日々失踪者を見つけ出すという尊いお仕事をしているある捜査官が、弁護士である妻のキャリアのために、自分の仕事内容や、地位、積み上げてきたキャリアを捨てる決意~

↑それ、自分も仮にそういう状況だったら(・・妄)ホイホイ付いて行きそうな気が・・まぁ「FBIで日々失踪者を見つけ出すという尊いお仕事」と「伊仏のド田舎で買い付けしてくる商売人」との違いは大きそうですがw

一見、妻との関係(愛?)を優先して・・に見えなくも(と言うか聞こえなくも)無いんだけど、むしろ、彼なりのある種の「期待」があると思うのですよ。FBIの仕事はそれはそれは名誉なことだけど、こんなこと何時までもやってらんねーよっていうホンネも、本人の中にある訳ですよ。となると、むしろ奥さんのサポート役に徹した方が、自分としては得るものがあるんじゃないか?というね・・勿論、奥さんの意図するところとダンナの期待(打算?)とは決して同じものでは無いだろうし、そうは巧くリンクする物でもないんだろうけど←・・むしろそういう部分も含めて。 何か、新しい船出、みたいな気分になれるんじゃないか? 公務がハードだからせめて家庭でだけは癒される、というのは、それ自体あまり幸せそうではないでしょ?

・・と、何を見てもいないハナシに釣られて語るか~いう感じですけど・・さっきまで飲んでたモンで(´_`;

アブルッツオには1週間位しか居ませんで、結構慌しかったです。です、って言うか、本当~にすんごいド田舎だった、いい意味でも悪い意味でも(笑)。寒暖差の激しさ(昼30℃→夜15℃位)が少し堪えました。ました、が、あぁこの気候あってのモンテプルチアーノなんだなと・・その辺は納得して帰って来ました。
でもねぇ・・帰ってからの渉外(障害)がねぇ。。。ヽ(´ー`;)ノ
by フルヤマ (2006-09-23 06:08) 

これ見たいんですよ!!
DVDがレンタルor発売したら買います。
by (2006-09-23 14:41) 

ミカエラ

■フルヤマさん、こんにちは♪
出張、お疲れ様でした、ついでのバカンスも楽しまれましたでしょうか(^^)
現地は寒暖の差が激しかったのですね…日本も季節の変わり目で体温調節が難しい時期ですから、カゼなどひかれませんように。

>>FBIの仕事はそれはそれは名誉なことだけど、こんなこと何時までもやってらんねーよっていうホンネも、本人の中にある訳ですよ。
↑ おや、もしかしてフルヤマさんもこのドラマご覧になってましたか?
実は私もそんな”ホンネ”もあったのかなって、頭をよぎりましたよ~(笑)
そうですね、人間ですものね、もうそろそろラクしたいって思ったかもですね。
私が彼だったら…奥さんにお仕事バリバリやらせて、自分は遊んで暮らすと思います(笑)

とにかく、さすがはフルヤマさん、フレシキブル~なご意見が楽しいです♪

>>「伊仏のド田舎で買い付けしてくる商売人」
↑おいしいワインを探し出し提供して、人々を幸せな気分にするお仕事、とても素敵です。
更には、仕事とは言え世界を飛び回ることができるとは、な~んて羨ましいのでしょう!
と、私だけでなくそう思っていらっしゃる方は沢山居ると思います(^^)

ところで、この間は素晴らしいアート(コラージュ作品)をありがとうございました、
今のトップの次に飾らせていただきますね、フルヤマさんがいらしてくれてから、飾ろうと取っておいたのです。
by ミカエラ (2006-09-25 14:29) 

ミカエラ

■でぃーじぇーさん、こんにちは♪

フェラーリ、パワーボートの他に、プライベートジェットなんかも操縦しちゃってカッコイイです。
ラストの銃撃戦は、映画史上最長といわれる『ヒート』のそれを上回るものなのだそうで話題になってますね。
レンタル出回りましたら、ぜひ観てみて下さい(^^)
by ミカエラ (2006-09-25 14:32) 

フルヤマ

ミカエラさん、皆様、こんばんは。

>「バカンス」。。。(;^_^A と言いますかぁ、成田で大量~にユーロ札両替するところから始まって(基本的に10ユーロ札しか持ち歩きませんの、釣り銭ごまかされっからw)、多分大丈ー夫なんだろうなってところに至るまで、終始バタバタやってました。 何せワタシの場合、イタリア語がかなーり危なっかしいですから、だいぶ緊張してました。 で、到着した先のホテルでネットに繋いだら州内のネットワークしかなくて ;´∀`)つ・・何かmixiのイタリア版みたいなのがあった。その中ではそこそこ高度な内容をやりとりしているっぽかったけど、どっちかて言うと「パソコン通信」みたいなもんだったな、アレは・・アブルッツォ←ワールド・スタンダードに背向けまくり。とっても漢!w

> おや、もしかしてフルヤマさんもこのドラマご覧になってましたか?

それが見ておりませんのよ・・海外ドラマはいろんな人から見ろー見ろーて言われてるのに(>『24h』とか)。 なので、あくまでミカエラさんが書かれた文からの憶測に過ぎないんですが・・どーせだからまた推測しますと↓

奥さんが弁護士っていうことは、奥さんのマネジメントの役割をダンナに任せてみる。で、将来独立した時の営業・渉外担当も視野に入れて、FBIでの経験を「凶悪犯罪専門の訴訟弁護士」業の片腕として活かしてもらいましょーみたいな青写真があるのかも?(向こうじゃ弁護士のTV広告がある位だから・・)。だとすれば、ダンナの「転職」だって順調に行くじゃないですか?
あと、二人が「結婚」しているってことも、この場合とても便利に機能しますよ。独身男だとあいつは女に絆されやがってとか散々言われそうだけど、「結婚してますから」ていうのを盾にしとけば、中で"主"が変わること位(奥さん>ダンナ)どーってことなさ気・・実は「結婚」って、健康保険とか厚生年金みたいな社会保障制度の類なんじゃ?・・と思っているのはワタシだけでしょうか?(笑)

というように、フレキシブルつーか、スーパー単純(合理的?)に解釈しただけでありますの・・その作品見なくちゃね。


ところで、自分の作品って、何故か水とか海に関するもの(しかも水没系w)が多いですね・・この前、改めて気が付きました。 
それだけ○○○だからでしょうか?←・・○の中に適切な語句PLEASEヽ( ´ー`)ノ
by フルヤマ (2006-09-25 22:27) 

フルヤマ

何だよ「ワールド・スタンダード」て。。。(´,_ゝ`)  (※「グローバル・スタンダード」が正解でふ)。
ワールド~は鈴木惣一朗でした・・、今は何やってるんだか?
by フルヤマ (2006-09-26 00:09) 

ミカエラ

■フルヤマさん、こんにちは(^^)

おや、言葉を書き間違えるとは…もしかしてまだ体内時計は“イタリア時間”ですか(^m^)
そういう私も思い切り間違えてますが…へへ。(ヒミツ)

アブルッツォでは映画でもご覧になってきたのかな~、と勝手に想像していましたが、お忙しかったようですし、とても田舎だそうですから、それもなかったのでしょうか。
アブルッツォ版の、今話題の(?)mixi ! 「日本から来ました~♪」と書き込みできたら一躍人気者だったかもですね(゜∀゜)!?
限られた場所だけのネットワークって聞いたら、ナイト・シャラマンの“ヴィレッジ”を思い起こしてしまいました、田舎ですし。(恐ろしや~)

>>FBIでの経験を「凶悪犯罪専門の訴訟弁護士」業の片腕として活かしてもらいましょーみたいな青写真があるのかも?
↑おお~、奥深いですね~、それは全く考えてませんでした。
そういえばFBIって公務員ですから、もしかしたら弁護士の奥さんの方が断然お給料がいいかもしれないですよね、そう考えると、“奥様のマネージメント”に徹してもいいと思うわ~(←金の亡者)
ドラマ自体がFBIの話で、ずっと捜査官の活躍ぶりを見続けてきたので、そのキャラに感情移入しすぎだったかもしれません。
でもですね~、このドラマとこの二人、ラストのラストにとんでもないオチがあるんですよ、フルヤマさんがご覧になるかもしれませんので、ネタバレしないでおきますね。

>>実は「結婚」って、健康保険とか厚生年金みたいな社会保障制度の類なんじゃ?・・と思っているのはワタシだけでしょうか?(笑)
↑あはは(^▽^) “結婚したら互いに手を携えて困難を乗り切ろう”みたいにロマンチックに語られるのが普通ですけれど、フルヤマさんにかかるとシニカルさを帯びてきますね~(笑)

>>それだけ○○○だからでしょうか?←・・○の中に適切な語句PLEASEヽ( ´ー`)ノ
↑むむむ!難しいですけれど…それだけ“お酒に溺れている”からでしょうか?
…って言うのは冗談です! 毒吐いてごめんなさい!
本当は、それだけ“美味しいワインを愛している”から♪ ということでどうでしょう(^^)
by ミカエラ (2006-09-26 18:07) 

フルヤマ

おぉ~・・何とも優しいお言葉で・・
てっきり、「それだけアンタが「スケベ」だからよ!(○`∀´○ノ彡」言われるかなーと思ってましたw

> このドラマとこの二人、ラストのラストにとんでもないオチがあるんですよ

"Putit BBS"で豆酢さんが仰る「取り返しのつかないことになってから言い出すのではなく~」の一節がえらく気になります・・(´_`;
まぁ、確かに「シニカル」に聞こえるかと思いますが、実は「仕事」よりも「家庭」優先、みたいに思いがちなことの裏返しじゃけん(←何処出身?)。勤め人の宿命として、代わりというのはいくらでもおるワケですよ・・(穴はすぐ埋まる)。家庭に一旦穴開けちゃうと、代わりを誰かで埋めるということは出来ないから、寧ろ人一倍臆病にもなりますの・・最近のオトコの本心なんてそんなモノですわw

あぁそれから、コラージュのやつ、適当にいじってもらってもO.K.ですよ(・・て、まさか「残暑見舞い(水中猫)」じゃないですよね?(;^_^A)。
あーいう風に、変に文字が入ってると飾りにくくありませんか? 例の戸外の写真(素材)を撮ったのはちょうど今頃なんですが、JAZZのジャケット(BLUE NOTE風?)を想わせなくも、無くもなくもなく無いと言うか・・w
by フルヤマ (2006-09-27 02:22) 

ミカエラ

■実は中国地方のご出身のフルヤマさん、こんにちは♪
(なのか?)
>>てっきり、「それだけアンタが「スケベ」だからよ!(○`∀´○ノ彡」言われるかなーと思ってましたw
↑ええ、それも脳裏をよぎりましたわ、まあ、お互い様ですからw…(笑)

>>寧ろ人一倍臆病にもなりますの・・最近のオトコの本心なんてそんなモノですわw
↑臆病…う~ん、なんとも母性本能をくすぐる言葉です、それを聞いてますますジャックが愛おしく思えてきました、そしてあの奥さんがますます憎憎しく思えてきました(…逆効果?)
でも私だったら奥さんに「単身赴任しやがれってんでいっ!」(←頑固な江戸っ子) と言うと思います。

>>「残暑見舞い(水中猫)」じゃないですよね?(;^_^A)。
↑おや、私はあれでも良いと思ってましたよ~、シュルレアリズム~な感じで面白いです(^^)
でも、ちょっと近寄りがたいかもですね(笑)

トップは、麦わら帽子の作品を飾らせていただきました。
第一印象が、“夏の終わり”とか“夏の記憶”だったので、人恋しくなる初秋にピッタリだな~と私は満足です(^^)
素敵な作品をありがとうございました。
by ミカエラ (2006-09-28 13:26) 

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