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映画 『ハードコア・デイズ』 [映画 は行 *Movie]

*監督* リチャード・グラツァー、ワッシュ・ウェスト
*脚本* ワッシュ・ウェスト
*出演* ジョニー・レベル: スコット・ガーニィ
      ショーン:     マイケル・クーニョ
2001年 アメリカ

*カンタンあらすじ*
映画業界で働くことが夢である青年ショーンは、ある日レンタルビデオ店で、間違えてゲイポルノを借りてしまいました。
慌てて返却しようとしましたが、作品に出演していたスター男優・ジョニーに恋してしまいます。
そしてショーンは後日カメラマンの助手として、ジョニーの所属する制作会社で働くことになりました。
ベルリン映画祭招待作品。ジョニー役のスコット・ガーニィは海外ドラマ『ビバリーヒルズ青春白書』に出演経験があるそうです。
                        ****

多分一生観ることはないであろう、ゲイポルノの裏側を観ることができて面白かったです。
例えば客層についてとか、ショーンの撮り方では芸術的過ぎるので客に受けない、などと皆が真剣に議論したり、肝心な部分だけしか消費者は観ないのだからと、一応ストーリーはあるものの、とても投げやりというかテキトーな演技(もしかしたら下手なのかも?)をしているところとか、コミカルで笑ってしまいました。
先日観た映画『シュガー』と同じく、主人公の恋する相手がドラッグで身を滅ぼしていくのですが、こちらのほうが全体的に明るい雰囲気だったと思います。

ちょっとマット・デイモンを思わせる純粋な青年ショーンは、マーロン・ブランドのようなかすれた声のセクシ~なジョニーに近づきますが、ジョニーはゲイではないので相手にしてもらえません。
しかし、ジョニーの気分が乗らず演技が出来ない時に、“出来るようになる”ようショーンがお手伝い(;^^)することになります。
これが効果てきめん!なのに恋が実らなくてショーンはかわいそう…挙句の果てには自分に恋してるショーンの気持ちを知るジョニーの挑発的な言葉を受けて、ショーンが真剣に告白するのだけれど一笑に付されてしまったりするのです(;。;)
ジョニーは想いを寄せられ告白されたのが、男性ではなくて女性でもこういう態度をとったかしら?
ショーンがゲイだからなのでしょう。
でもジョニーはそれほど傷つけようとしたわけでは無いのではないでしょうか、そしてその様に思わず一笑してしまう態度も分からなくもなかったのです。
自分には関係が無いと言うか、範疇に無いことだと、私も普段こんな風に誰かを知らず知らずのうちに傷つけているかも知れないなと思いました、気をつけよう…。

ジョニーにはバビロンというストリッパーとして働いている恋人がいるのですが、ショーンがその恋人のお店にやって来て、彼女から恋人との情事の事、つまりジョニーとの事を細かく質問、想像して、恍惚としているシーンは素敵でした&ナイスアイディア(笑)
そのあと「ところであなたはどんな男性がタイプなの?」と、ゲイであることを見透かされているというオチも面白かったです(^v^)

ところどころでショーンの少年時代の場面が出てきて、ショーンが近所のおじさんの写真をいくつも撮っているのだけれど、これは彼がおじさんに恋していたということなのでしょうが、何かおじさんに辛い目に合わされたらしく、思い出して泣いていたシーンがありましたが、それは一体何だったのか、想像力の乏しい私には分かりませんでした(トホホ)
…もしくはジョニーの気を引く為のウソとか!…そこまでしたたかではないかしら。

トレイラーが観られます(日本語)→http://www.sig-inc.co.jp/index2.html
更に多くのトレイラーが観られます。公式サイト(英語)→http://www.fluffer.com/main.html

↓中国のチラシ。 A片ってクスリのことですか(;^^) 
猛男…というよりは、悩男日記(色々な意味で♪)


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映画 『ブレイブ』 [映画 は行 *Movie]

ブレイブ

ブレイブ

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2000/06/23
  • メディア: DVD


*監督* ジョニー・デップ
*脚本* ポール・マクガドン、ジョニー・デップ、D.P デップ
*音楽* イギー・ポップ
*出演* ラファエル: ジョニー・デップ
      マッカーシー: マーロン・ブランド
1997年 アメリカ
*カンタンあらすじ*
貧しい生活から家族を救うために、あるネイティヴ・アメリカンの男が下した決断、
それは“スナッフ・ムービー”という実際に人を殺す映画に出演することで5万ドルを得て、
家族に残すというものでした。
その映画出演契約から実行までの残された一週間を、家族と過す姿、そしてネイティヴ・アメリカンの実情を描いた物語です。
ジョニー・デップの監督デビュー作、脚本のD.Pデップはジョニーの実兄、カンヌ映画祭正式出品作品。

                            ****

大好きなジョニー・デップの初監督作品ということで、とても期待して観ました。
ラファエル(ジョニー)が、マッカーシー(M・ブランド)と契約している場面で、どのような契約を交わしたのか、注意力散漫で鈍感な私には実はよく分かりませんでした。
何かとてつもなく勇気のいること、(例えば殺人依頼とか)だとは分かりましたが…(;^^)
ということで、途中で契約内容が分かったため、感動が半減。
…遠まわしな台詞でなくて、ハッキリ言ってくれないとわからないわ!(←美意識ゼロ&ひとのせい)

ジョニー・デップは花柄のシャツとジーンズ、そして頭に巻いたバンダナがとても似合いますね。
ネイティヴ・アメリカンな姿がやけに板についているなと思ったら、実際にその血が彼の中にも流れているとか。

ラファエルは刑務所に入ったり出たりを繰り返しているので、初めは子供とのコミュニケーションも上手くとれていない様子なのですが、残された一週間で子供の為に遊園地を作ったり、妻に新しい洋服を買い与えたりして絆と愛を深め、又、長男には家族を守るよう約束させます。
そんなつかの間の穏やかな時を過せたのも、ある程度のまとまったお金(前金)があったからこそなのでしょう。
お金で幸せは買えないとか言いますが、今回の場合を見ていると人の心を豊かにするためにはお金は必要だと感じました。
死ぬ気になればなんでもできるのでは?とも思いましたが、職にもありつけず、安住の地も追い出され、将来が見えない追い詰められた絶望的な状況下では、ラファエルの決断も非難できない気持ちです。
そんな状況に陥った経験はありませんが、荒廃した街のバーでの様子や、職探しに行った先の白人男性の蔑んだ態度を見ていると、私にも絶望感が伝わってきたのです。
殺される恐怖よりも、家族と永遠に別れなければならない恐怖を克服するほうが勇気がいったのではないか、とラファエルがトレイラーを出て行く姿を見て思いました。
残された家族の悲しみは計り知れないものでしょう…でもきっとあの長男が父親との約束を果たしてくれることでしょう。


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映画 『パリ・ルーヴル美術館の秘密』 [映画 は行 *Movie]

パリ・ルーヴル美術館の秘密

パリ・ルーヴル美術館の秘密

  • 出版社/メーカー: レントラックジャパン
  • 発売日: 2004/09/24
  • メディア: DVD


*監督* ニコラ・フィルベリー
*撮影* ダニエル・バロー 他
1990年 フランス

*カンタンあらすじ*
所蔵作品約35万点、職員約1200人を抱える世界最大のルーヴル美術館。
その裏舞台を撮影したドキュメンタリー。
http://www.movienet.co.jp/movie/opus01/parislouvrebijyutukannohimitu/

新たに購入したのであろう作品を窓から搬入する様子、作品の入れ替えをする様子、地下室にひっそりとしかし膨大な数の作品が出番を待っている様子など、まさに美術館のヒミツを見てしまった(^m^)という印象です。

作品の展示替えをする時に、荷車で作品を運んでくるのですが、フォンテーヌブロー派の『ガブリエル・デストレとその妹』が、逆さまに積まれて運ばれて来たのには驚きましたが、どこかユーモラスでした。
普段、多くの来館者がうやうやしく眺める有名な絵画をなんという扱い方(笑)
作品名は不明でしたが例えば『カナの結婚』の様な巨大な絵画は、額からはずされて丸太を芯にして丸めて運ばれます。そして大人が数十人がかりで展示するのです。
この様子はきっと昔から、作品が完成した頃から変わらぬ風景なのでしょうね。
壁一面に所狭しと飾られている数々の絵画については、学芸員たちが時間をかけて議論を重ね、鑑賞者の気持ちも考えて置かれていることには頭が下がる思いでした。
作者ごとに置かれているだけだと思っていましたが(;^^)、鑑賞者がなるべく疲れないようにする為の配慮などもされているのです。

ルーヴルは元々は城砦であったという名残を感じさせる地下廊、そして地下室へ入ると、沢山の作品が保管してありました。
特に彫刻たちは出番を待っている風でもあるけれど、なんだか寂しそう…。
たまに入れ替えはされるのでしょうが、そこにあるよりもどこかの小さな邸宅にでも飾られていたほうが幸せなのではないかしら(´-`)
ようやく“出番”になると、“舞台”へと悠然と“せりあがって”ゆきます。
また、地上の回廊を運ばれてゆく天使の像は日を浴びて、外の風景をしげしげと眺めている感じだったり、また別の彫像は、がたがた揺れることでまるで自分の意思で歩いているようでもありました。
単なるドキュメンタリーではなくて、作品が実際に生きている様に、物語性を持たせている感じでとてもユニークだったと思います。

その他、職員たちの休憩時間の様子や、有名なデザイナーの手によるものだという制服を支給されているシーンなどの裏舞台も見ることができます。
更に彼らは日ごろから人工呼吸などの救急訓練もしているのです!なんて心強いのでしょう~。
これなら安心してゆっくりと時間を忘れて美術品を鑑賞することができますね(^v^)


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