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パリ旅行2006 *おみやげ編* [パリ2006*Paris]

今回は昨年のパリ旅行で買ってきた、
おみやげをいくつかご紹介したいと思います(^^)


オリーブ、チーズ、チョコレート。

オリーブは大好物なので、ヨーロッパへ行くと必ずいくつか買ってきます。
カタチはあまり良くなくても、安く買えますのでいいですよね。
サラダ、マリネ、付け合せ、パスタ、洋風の煮込み料理など色々と使えて便利。
見た目も可愛いですし、種を抜いたり出したりするのが面倒なので(;^^)、
いつも必ず赤ピーマン詰めを買います。

チーズはセミハードタイプのカンタルが一番美味しかったです。
フランスもチーズがとても有名なのだそうですけれど、
やっぱり、イタリアのパルミジャ-ノ・レッジャーノには適わないですね(´~`)

牛のマークでおなじみの、ミルカのチョコレートは濃厚な味わいですね。
最近はカカオの効いたあまり甘くないものが流行っているみたいですが、
私はやっぱりこの甘さが好きです♪
ナッツ入りとかエアーインタイプなんていう種類もあるんですよ。
http://www.milka.com/

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パリ旅行2006 *ルーヴル 美しき肖像②* [パリ2006*Paris]

今回は、前回に引き続き、ルーヴル美術館所蔵の、
私の好きな絵画10選のうち、残り5作品のご紹介予定でしたが、
どうしてもそれでは収まらないので、残り6作品をご紹介したいと思います(^^)


①アンソニー・ヴァン・ダイク
『選帝侯ファルツ伯カール=ルートヴィヒ1世とその弟の肖像』 1637年

英国のチャールズ一世に仕え、宮廷画家として腕を振い、
騎士の称号も授かったという画家ヴァン・ダイクによる肖像画。
王家の人々のみならず、イギリスの貴族たちの肖像も多く手がけました。

この絵は、元服した記念にでも描かれたのでしょうか。
こちら側で、感無量(T^T)。。。といった風情で眺めている彼らのご両親の姿が目に浮かびます。
それにしても、甲冑姿だというのにな~んかのんきな表情ですね(笑)
どちらかというと、私はお兄ちゃんより弟(右)のほうが好みです♪

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パリ旅行2006 *ルーヴル 美しき肖像①* [パリ2006*Paris]

今回は、ルーヴル美術館に所蔵されている美術品の中で、
私の好きな絵画、主に男性の肖像画を中心に10作品を選んでみました(^^)


① コレッジオ 『青年の肖像』 1520~30年

画家の自画像とも言われている作品。
コレッジオの絵画は、例えば『ジュピターとイオ』とか『ヴィーナス』とか、
前者はロココ風であったり、後者はラファエル前派的なものであったりと、
作品によって受ける印象が違います。
しかし共通して言えるのが、とても官能的であるということ。
教会用の宗教画から、個人的な嗜好に合わせた注文画まで幅広く描いたそうで、
臨機応変に対応できる人であったようです。
これがもし本人の自画像だとすると、このようなラフなポーズをとるようなところから、
陽気で気さくで、どんなことでも器用にこなす世渡り上手なお人柄であったことが窺えますね。

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パリ旅行 2006 *ルーヴル 彫刻・工芸* [パリ2006*Paris]

最近は、ソネブロさんもスキンを自己流にカスタマイズできるようになりましたので、
私もひとつ挑戦して作ってみました(^^)v
スキンデザインに対して、タイトル及び内容が合っていない予感大ですが(笑)
まあ、これもキッチュな魅力ということで♪ (←自画自賛かい)
それにしましても、すぐにスキンに飽きて変えてしまいたくなる私には嬉しいシステムです。

HPを持っているにもかかわらず、タグについては殆ど理解していない私(;^^)…でも、
ブログ教室を参考にしながら、割とすんなり作成できましたので、
皆さんもオリジナルを作ってみてはいかがでしょうか^^

**********

さて今回は、未だに昨年のパリ旅行の記事でお恥ずかしいですが、
ルーヴル美術館の彫刻、工芸品について、撮影してきたお写真をいくつかご紹介します。


↑かの有名なナポレオン・ボナパルトの甥である、
フランス皇帝ナポレオン3世のアパルトマン。

この皇帝の后であったウージェーヌ皇后は、美人の誉れ高く、
また、スカートを大きく膨らませたクリノリンスタイルを発展させた人だそうですから、
夜ごと催されたであろうパーティでは、彼女を中心に、
招待されたご婦人方のオシャレ自慢に花咲いていたことでしょうね。
そんな場面がありありと見えてくるようなきらびやかなお部屋です(@_@)

その美しいウージェーヌさんの肖像画はこちら↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:Eug%C3%A9nie%3B_keizerin_der_Fransen.jpg
作者のヴィンターハルターは、これも美しかったオーストリアのエリザベート皇后の肖像を
描いたことで有名ですね。

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パリ旅行 2006 *パリ市立近代美術館編* [パリ2006*Paris]

パリ市立近代美術館は、1937年開催された万国博覧会の日本館として建てられた、
“パレ・ド・ドーキョー”の東棟を利用し、エコール・ド・パリの画家の作品を中心に、
キュビスム、フォービスムの画家の作品など、20世紀美術の傑作を収蔵する美術館です。


美術館の最寄の地下鉄イエナ駅の出口を出るとすぐに、
セーヌ川とエッフェル塔を眺めることができました。


ギリシャの神殿風の列柱にレリーフがとても美しい建物です。


このレリーフはロダンの弟子であったブールデル作のもので、
アルカイックスマイルを浮かべる人物像が不思議な魅力を放っていました。
ブールデルの作品は、荒々しく表現されるところが素敵なんですよね、
そしてこのような滑らかなタッチのものを今回初めて見て、
この彫刻家にさらに興味を覚えました。


マティス 『ダンス』 1932年

数十人入れる、かなり大きな空間に展示されています。
訪れた時は、子供たちが座り込んで学習を受けており、
私はあまり他人を入れて写真を撮るのが好きではないものですから撮影しませんでした。
したがってこの写真は資料からのものです(;^^)

この絵はアメリカのコレクターの邸宅を飾っていたそうで、
例えばロシアの富豪シチューキンが邸宅に掛けていた有名な『ダンス』よりも、
こちらのほうが色も形もモダンな印象ですね。
マティスが後年没頭したという切り紙絵を彷彿とさせます。
シチューキンの所有していたものはこちら↓


マティス 『ダンス』  (エルミタージュ美術館蔵)


ボナール 『昼食』 1932年

画家の最愛の妻・マルトをモデルに描いたもの。
画家と出会って32年後に初めて本名が明らかになったとか、
一日の大半を浴室で過ごすとか、来客中でも突然席を立ち入浴を始めるとか、
そんな不思議ちゃんなマルトの様子がよく出ているな~と思いました(;^^)
やわらかい日差しに包まれて、幸せそうにじっとしている猫のようです。


キスリング 『赤いソファーの裸婦』 1937年

胸の膨らみの下部とか、わき腹とか足とかの、このうっすら赤みをさしたところがエロティック!
カバネルの『ヴィーナスの誕生』もビックリですわね(←そーゆー目で観てたのかい)
キスリングはポーランド出身のエコール・ド・パリ(パリ派)と呼ばれた画家のひとりで、
その中でも私が見る限りはとても美男子ですし、明るい性格だったようですから、
モデルたちも描かれる喜びに満ちていたという風が、私には感じられます。


カバネル 『ヴィーナスの誕生』 (オルセー美術館蔵)

※エコール・ド・パリとは、20世紀の初頭に海を渡り、パリで制作を始めた外国人画家の総称で、
モディリアーニ、シャガール、スーティン、そして藤田嗣治もそのひとりでした。


フジタ(藤田嗣治) 『寝室の裸婦キキ』 1922年

モンパルナスの女王と呼ばれ、画家たちの間で非常に人気があったというモデル・キキの肖像。
独特の細い線は、日本画に用いる面相筆というものを使っているそうです。
外国人であるのに日本人のような面差しをしていると思いませんか?
さらにはとても威厳を湛えていてまさに女王の風格(@_@)


(左) ヴァン・ドンゲン 『スフィンクス(菊の女)』 1925年
(右) ヴァン・ドンゲン 『花を盛った水盤』 1917年

左の絵は私が一番楽しみにしていた作品です(^^)
暗闇に浮かぶ首の長~い、少々怪訝そうなマダムと、差し出された花瓶がミステリアスですよね。
菊の花に青磁の花瓶という東洋趣味がいかにも上流という感じ。
銀の絹糸で織られたものでしょうか、光沢のあるアール・デコのドレスも素敵です~♪

オランダの小村出身のヴァン・ドンゲンは、貴婦人の肖像画を描き、
パリの社交界で大成功を収めた画家でした。
その成功の影には一人の美貌と知性を兼ね備えたモデルの女性がいたそうですから、
この絵はもしかすると、その彼女に畏敬の念を込めて捧げたものかもしれません。


ドローネー 『カーディフのチーム』 1912~13年

キュビスムの技法で現代文化を描いたドローネーの作品。
数点ありましたが、どの絵にもエッフェル塔が描かれていました。
街角のカフェに掛けてあったら素敵でしょうね、パリのカフェにいるということを実感できそうです。


(左) ユトリロ 『ブラン・マントーの教会』 1911年
(右) ユトリロ 『ベルリオーズの家』 1914年

今回の旅では、大好きなユトリロの絵を多く見ることが出来て幸せでした(*^^*)
アルコール依存症の治療の一環として、また母親の喜ぶ姿を見たいがために絵筆を握り始め、
入退院を繰り返し、精神状態が不安定であった私生活の中で描いたとは思えないほど、
理路整然としている作風が好きなんです。
寂しさも感じるのですけれど、どこか優しいところもあるんですよね。

父親もわからぬままユトリロを生み、その後は祖母に預け寂しい思いをさせた上、
挙句の果てにはユトリロの3歳年下の親友と結婚し、ユトリロを邪険にしたというなど、
あきれた人物のシュザンヌ・ヴァラドンは、モデルであり素晴らしい才能を持った画家でもありました。


シュザンヌ・ヴァラドン 『モーリス・ユトリロの肖像』 1921年 (モーリス・ユトリロ美術館蔵)

悔しいけれど、力強い筆致の素晴らしい作品だな~と思います(;^^)
こちらから見て右目の下の膨らんだ部分とか、写真と比べるとよく特徴を捉えていることが分かりますし。
また、このユトリロの眼差しに母親への思慕がみなぎっているように見えませんか?
また、自分への、息子の揺ぎ無い愛情を確信しているような、
ヴァラドンの自信に満ち溢れている様子が伝わってくるではありませんか(怒)
そんな目でママンを見ちゃだめ、ユトリロちゃん!
そんなにママンが好きなの? ユトリロちゃん!

ユトリロの絵が売れ始めた際には、その得たお金で年下の夫と贅沢三昧の生活を送ったというヴァラドン…
そのような母親に対してでも、ユトリロは最後まで愛を捨て切れなかったようで、
彼女の葬儀には、絶望のあまり参列できなかったほどであったということです。

しかしそんな母親の元に生を受けたからこそ、今日ユトリロの数々の傑作を
私たちは観ることができるのだと思うと、複雑な心境になるのでありました。

絵画の他、数年前亡くなったナム・ジュン・パイクの映像など、
現代アートも展示してありました。


作者不詳
↑え~、これも多分アート作品だと思われます(;^^)
小部屋の中にタウンページがびっしり。
パリにてまさか自分の居住区の電話帳を見かけるとは思いませんでした。


作者不詳
↑こちらは、お子ちゃまの古着が山と積まれている展示室。
色がカラフルなので、アート作品にしようという発想も分からなくもありません。


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パリ旅行 2006 *街角編* [パリ2006*Paris]

今回は、パリの街角の風景をご紹介したいと思います(^^)


“ラスパイユのビオマルシェ”
サン・ジェルマン・デ・プレ地区のラスパイユ大通りに立っていた市。
日曜日の朝、パリ郊外へ出掛ける途中、
偶然通りかかったので撮影してきました。


色とりどりのパプリカ、アーティチョーク、
そして唐辛子はどんなフランス料理に使われるのか思う浮かびませんが、
ジビエなどのクセのあるお料理に使ったりするのでしょうか。
もしくは、パリにはエスニックレストランが数多くありますので、
その料理人たちが買いに来るのかもしれませんね。


フランス人とは切っても切れぬ間柄といわれているチーズ(左)

この形からするとカマンベールでしょうか。
チーズにはかかせないというワインは、
やはりチーズと同じ地方産のものが相性がいいそうです。


豪快に並んだ まるごとチキン(左)
その場で焼いたものも売っていて、あたりにおしそ~な匂いが漂っていました(´v`)


コンコルド広場から延びる、コンコルド橋から写したセーヌ川。
接岸されている船中には、市民の方がお住まいなんですよね。


パリ大学の校舎が建ち並ぶカルチェ・ラタンにある“アラブ世界研究所”。
フランスとアラブ世界との交流を目的として建てられたものです。

太陽光の加減に応じて開閉し、様々なアラベスク模様を描き出す、
ガラス窓がとても綺麗でした。
イスファハンのブルーモスクの繊細なモザイクを思い起こさせるようで素敵♪


無料で上がれる屋上からは、素晴らしい景観を眺めることができました。
人も少ないので、ここは穴場かもしれません(@。@)


アラビア~ンなムードの余韻に、まだしばし浸りたくて、
帰り道、小さなレストランでカレーを食べました。
激辛なのとそうでないのと色々な味が楽しめて美味しかったですv


ルーヴル美術館そばの、チュイルリー公園内の観覧車。
この下はちょっとした遊園地になっていまして、
夜10時過ぎていたと思いますが、まだ子どもたちがキャーキャー騒ぎながら遊んでいました(;^^)


チュイルリー公園から撮影した、ルーブル美術館入り口のガラスのピラミッド。
通りに車がいない瞬間を見計らってパチリv
ミカエラ、グッジョブ! (←自画自賛)

昼と夜とではまるで異なった趣をみせる鉄とガラスアートのピラミッド…
世界一の美の殿堂にふさわしい、素晴らしい芸術ですね(^^)


こちらもチュイルリーから写したエッフェル塔。
と言いましても小~さくてよくわかりませんわね~ はは(;^◇^)

夜になるとライトアップされ、一時間ごとに宝石を散りばめたような、
キラキラ輝くイルミネーションが10分間行われます。

↑こんな感じ。 自分ではキレイに撮れなかったので、
イヴ・サンローランの広告を拝借(やれやれ)

これが本当に美しい…パリを訪れたら必見ですよ~。
夜景の見えるレストランやカフェから堪能するのもいいですし、
セーヌ川をバトー・ムッシュで遊覧しながら楽しむのもいいですね~。

皆さんもパリに行かれたらお見逃しなく。
きっと忘れがたい素敵な思い出となるでしょう☆

- やさしく青葉に包まれたフランスよ、
お前を取り巻くヨーロッパ中を探(たず)ねても
決して見つかりはしないような
美人と美酒を産(だ)すフランスよ、

僕が気儘にお前を歌ったとしたら、
人たちはふり向いて僕を嘲笑う、
しかし耳はその歌に聞き惚れる
やがてそのような時が来る。 -

ジャン・コクトー “こうと私を?” より部分



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パリ旅行 2006 *カフェ編* [パリ2006*Paris]

パリに来たら、美術館や教会巡りなどの合間に、
カフェやサロン・ド・テで、ゆったりと過ごす時間も大好きです。

今回は、映画の舞台となったり、文豪や芸術家たちが
熱い議論を夜毎交わしたことで有名なカフェを中心に訪れました。


* カフェ・ド・ラ・ペ *

数あるパリのカフェの中でも、1862年創業という由緒ある一軒。
オペラ座そばの最高級ホテル『インターコンチネンタル・ル・グラン』内にあります。

パリに到着した当日、疲れた体を癒すのに、
甘~いホットチョコレートは最高でした♪

右のカピュシーヌ大通りの道行く人々をガラス越しに眺めながら、
このお店の名物というミルフィーユと、クレームブリュレも味わいました。


* ラ・ロトンド *  http://www.rotondemontparnasse.com/

大好きなジェラール・フィリップ様が、エコール・ド・パリの画家として有名な
モディリアーニに扮した映画『モンパルナスの灯』のロケに実際に使われたカフェ。

モンパルナスのこの界隈には、コクトー、ピカソ、ヘミングウェイなどの
そうそうたる著名人たちが通い詰め、逸話を残したカフェがいくつも建ち並んでいます。


* アンジェリーナ * 

ココ・シャネルもお気に入りだったというサロン・ド・テ。
ここではお昼ごはんもいただきました。
アボカドとガチョウのパテ入りサラダはボリューム満点(^^)v

もっと格式が高いお店なのかと思っていましたが、割とカジュアルな雰囲気です。


いつもはコーヒー派の私ですが、せっかくサロン・ド・テに来たので紅茶を注文。
オリジナルブレンドだったと思うのですけれど、これがとてもおいしかったです!

アンジェリーナといえばモンブランが有名で、日本人にも人気がありますよね。
私の家族が大好物なので、日本のお店にはよく行きました。


* レオン・ド・ブリュッセル *  http://www.leon-de-bruxelles.fr/

チェーン展開している、ムール貝専門のレストラン。
シャンゼリゼ大通に面していて、ファミリーレストランのような気軽なお店です。

写真は刻んだセロリが入っている定番のワイン蒸し。
その他、トマト味のプロヴァンス風などもありました。
ムール貝をたいらげた後、パンとポテトをスープに浸して食べるのがおいしいです♪


* ラデュレ * http://www.laduree.fr/

マカロンで有名なサロン・ド・テ。
店内でしか食べられないというアイス付のマカロンは、
いくつものフレーバーが楽しめるのでお得な気分。

私はシャンゼリゼのお店しか入ったことがありませんが、
サン・ジェルマン・デ・プレにあるサロンは、
まるでブルジョワの邸宅のような趣があって素敵なのだそうですよ~。


* カフェ・リシュリュー *

ルーヴル美術館のリシュリュー翼にあるカフェ。
テラスにお席があるので、晴れの日はとても気持ちいいです。

世界屈指の美の館で、お茶するなんて贅沢で最高にいい気分でした(^^)
1階にある優雅なムードのカフェ・マルリーも有名です。

マレ地区のユダヤ人街名物の、ひよこ豆のコロッケをサンドした“ファラファエル”。

お店の名前を忘れてしまいましたけれど、D&G風の店員が呼び込みしているお店で、
日本人だらけでちょっと興ざめ(;^^)
まあ、ガイドブックに載っているので仕方がないですよね。
持ち帰って、外で食べればよかったです。


* ル・ロワール・ダン・ラ・テイエール *  http://www.jal.co.jp/jaltv/source/?s1=jalfan&s2=tips&s3=paris&id=v1-paris
(動画で店内が見られます)

『不思議の国のアリス』の世界をイメージした、マレ地区のメルヘンチックなサロン。
ひとつひとつ異なるテーブルと椅子はアンティーク調で、
あたたかみのあるインテリアです。

連れとふたりでチョコレートケーキとレモンメレンゲタルトを注文しましたが、
とても大きいので食べ切れませんでした><

キッシュやオムレツなどのお料理も家庭的で美味しいそうです。


* レ・ドゥー・マゴ *  http://www.lesdeuxmagots.fr/

哲学者のサルトルや女流作家のボーヴォワールらが足繁く通った文学カフェ。
サン・ジェルマン・デ・プレ教会のそば近く、大通りに面して建ち、
夜更けまで賑わっていました。

お天気のいい日にテラス席に座るのもいいですけれど、
私は店内の窓際に座るのが好きです。
夜はそれぞれのテーブルにキャンドルが灯されてロマンチック☆

レモネードを注文したら、想像していた果汁入りのジュースではなく、
微炭酸入りのレモン風味の飲み物が出されました。


* カフェ・ド・フロール *  http://www.cafe-de-flore.com/

レ・ドゥー・マゴの隣にあるカフェ。
ジャン・ユスターシュ監督の映画『ママと娼婦』で、主役のジャン・ピエ-ル・レオーが、
恋人と待ち合わせたり、小難しい演説を打っているシーンで使われた場所です。

モノクロでしたので分からなかったけれど、
こんな赤いソファーだったのですね~。

レ・ドゥー・マゴで飲んで気に入ったレモネードをここでも注文。
曲線を描いた瓶のデザインがクラシカルでステキ。
持ち帰ればよかったです。

今回は訪れませんでしたけれど、
シャンゼリゼ大通りのルイ・ヴィトン本店近くの老舗のフーケ
http://www.lucienbarriere.com/localized/fr/rest/fouq/index.asp

高級食料品店として日本人に人気のフォションなども有名ですね。
http://www.fauchon.com/

私としてはパウンド・ケーキが美味しいというレ・ケーク・ド・ベルトランド
に行ってみたいです。
http://www.lescakesdebertrand.com/

いつもガイドブックやエッセイなどに頼りがちで名店ばかりに行きがちですが、
今度は自分の足で、素敵なお店を探してみようと思います(^^)


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パリ旅行 2006 *オランジュリー美術館編* [パリ2006*Paris]


オランジュリー美術館は、1926年に画家のクロード・モネが亡くなり、
連作の『睡蓮』が寄贈されたことを機に、
その翌年にオープンした美術館です。


19世紀にナポレオン3世によって建てられた温室を利用しているこの美術館の
“オランジュリー”とは、当時、オレンジ(オランジュ)などを栽培していたことから
その名が名づけられました。
芳しい柑橘類のいい香りが漂ってきそうな素敵な名前ですね(*^v^*)


ガラスの屋根から光をふんだんに取り込んだ『睡蓮の間』。
モネは、生前、この部屋に自分の絵を飾ることを条件に
作品を寄贈することを約束したそうです。

壁が平面ではなく、曲線を描いているデザインは、
臨場感を効果的に演出することの工夫でしょうか。

実は、私が訪れた時はとっても混雑しておりましたので、
上記のお写真は、私が撮影したものではなく資料からのものです(;^^)
…こんな風にゆったりと鑑賞するのが夢でしたのに…夢叶わず、とほほ。


モディリアーニ  『ポール・ギョームの肖像』 1915年

ポール・ギョームは、前衛的な芸術に理解を示し、不遇の画家であったモディリアーニを始め、
多くの画家たちを擁護した画商で、彼の死後、その一大コレクションは
オランジュリーに遺贈されたそうですから、美術館にとって、
彼は多大なる功労者なわけですね。

彼の写真がいくつも展示してありましたので、見比べることができたのですが、
この肖像画は彼の特徴をとてもよく捉えています。

とぼけた風貌でありながら、鋭い審美眼を持ち、厳しい性格の中にも
思いやりのある人…そのような人柄に感じました。

左下に書き込まれた文字は、“新しき水先案内人”という意味だそうですから、
モディリアーニのこの画商に対する信頼と感謝のほどが伝わってきますね。
心のこもった素晴らしい作品だと思います。


ドラン  『大きな帽子のポール・ギョーム夫人の肖像』 1928年頃

ポール・ギョームと同じく、知性がにじみ出ていて素敵な人!
やはり厳しさの中にも優しい心根が感じられるんですよね。
きっと、多くの人々に尊敬される素晴らしい女性だったのでしょう(*^^*)


ルソー  『田舎の結婚式』 1905年

ルソーの画中の人物たちの交わされる視線には、
何か意味が込められているみたいなのですけれど、
謎めいていても、なんだかほのぼのとしていて、
例えば、ラトゥールの『いかさま師』のような悪意は感じられないんですよね。
この様な“家族の肖像画”は、16世紀オランダで描かれるようになった
“集団肖像画”の流れを受けたものだそうです。 なるほど~(@。@)


ルノワール  『道化の衣装のクロード・ルノワール』 1909年

ルノワールの3番目の息子の肖像。
印象派の技法を離れてからの彼の作品は割りと好きです。


ルノワール  『ピアノを弾く少女たち』 1890年

ルーヴル美術館のグランドギャラリーを小規模にしたような展示室に展示されていました。
私が訪れた日はとにかく混んでいましたので、ゆっくりと観ることができませんでした。
まるで、日本の企画展会場のよう…(T^T)


スーティン  『聖歌隊の少年』 1925年

スーティンって、コックとかボーイとか仕事中の人物を描くことでよく知られていますよね。
…もしかして、制服フェチ!?(;゜∀゜)


ローランサン  『シャネル嬢の肖像』 1923年

ココ・シャネルに受け取りを拒否されたことで有名な作品。
画家との関係などもよく知らないと、その拒否された理由は分からないと思いますけれど、
私が勝手に推測しますと、シャネルはそれまで通俗的であった女性像を打ち破るような
革新的なファッションを確立した人ですから、
この、心の内を見透かされたような悲しげな姿がイヤだったのではないでしょうか。
愛犬(?)までも寂しそうにうつむいてますし…。

アンニュイなムードも悪くはないと思うのですけれど、
もっと毅然とした様とか快活さがあったほうが、彼女の性格にあっていたのかなと、
下↓のポール・ギョーム夫人像を観て思いました。


ローランサン  『ポール・ギョーム夫人の肖像』 1924年

明らかに、シャネルの肖像とは色使いとムードが違いますよね、
とても聡明そうで、可愛らしさもある女性像で魅力的です♪


ユトリロ  『モン・スニ通り』 1914年

パリのモンマルトル界隈の風景を描いたもの。
ユトリロの絵はとても好きです(^^)

理由のひとつには、放埓な人生を送った母親に振り回された彼の生活とか気持ちとか、
そんな母親の歓心を買いたくて絵画を始めたというところなどがけなげで、
同情してしまっているところもあるのかも知れません。

その母親であり、やはり画家であったシュザンヌ・ヴァラドンも、
憎いけれど、なかなかいい絵を描くんですよね~(メ‐_‐)

ユトリロの作品はこの他にも、“ユトリロの白”が際立った作品である
『ベルリオーズの家』なども展示してありました。

2006年6月に長期間に渡る改修工事が終わったばかりであるためか、
とても混雑していてあまりゆっくりと観ることができず少し残念でした。
でも、パリの三大美術館のひとつですから、人気があるのも当然ですね。
曜日や時間帯などを工夫して訪れるといいかも知れません(^^)


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パリ旅行 2006 *ギメ美術館* [パリ2006*Paris]

ギメ美術館は、リヨンの実業家であったエミール・ギメ(1836~1918年)が収集した東洋美術のコレクションをもとに開館し、現在ヨーロッパにおいての東洋美術の研究の中心となっている美術館です。

*インド美術*


『踊るシヴァ神』 インド南東 11世紀

この美術館の目玉というべき作品だけあって、なるほど全体の調和がとれていて、体の線も優美ですし軽やかに踊る姿が魅力的ですね。
火焔に包まれているという構図も威厳があります。
シヴァ神とは、ヒンドゥー教三神の一人で、世界を破壊する一方、恩恵を与える創造神でもあるとのこと…破壊されるも恩恵を与えられるも、人々の行い次第であるという戒めを込めてあるということなのでしょうか。
そういえば優しい笑みを浮かべつつ、邪鬼(?)を踏みつけている残酷且つ美しい姿には畏怖の念を覚えます(><)

*タイ美術*


タイ族最古の王朝である、スコータイ王朝時代(13~15世紀)の作。


タイ国史上最大の領土を誇った、アユタヤ王朝時代(15~18世紀)の作。
タイの仏像は、どれも人懐こい微笑を湛えていて、親しみやすいですよね。
この心安らぐ感じは、大胆な言い方をすれば人々の心を不安から救う、仏様の面目躍如たるものがある、というのか、これこそ本来のお姿なのではないだろうかという気がしてきます。


こちらは数年前、タイのアユタヤへ行った時に撮影したもの。
どんなに大きな仏像も、必ずこのように金色の衣を纏っていました。
人々にとても愛されているということが伝わってきます(*^^*)

*カンボジア美術*


Prajnaparamita ou Tara(?) Style du bayon

とっても美男子♪…(不謹慎><!)、美しいお顔立ちに惹かれて撮ってきた頭像。
しかーし、日本に戻って調べてみたら、Prajnaparamita(プラジューナーパーラミタ) もしくは Tara(ターラー)というのは、密教の女尊なのだそうです…がっくり(不謹慎?)

*中国美術*

元々は人々に崇められ、祈りを捧げられていた仏像であるということを忘れて、「こんなインテリア、いいな~♪」と思ってしまいました(;^^)
それだけ、展示室がシンプルで洗練されていたということです(言い訳~)
左端の千手観音様の手は、ひとつひとつ丁寧に彫られていて素晴らしかったです。
一本一本個別に造られたものを、本体に合体させたものなのでしょう。


その他、同じ仏教美術でありながら、まるで異教のような感覚にとらわれるチベットやネパールの美術品や、内戦によってその多くが失われてしまったのであろうアフガニスタンのガンダーラ美術など、貴重なものを数多く鑑賞することができました。
また、もちろん日本や中国の美術品もありましたが、韓国のそれも私には興味深かったです。
韓国は日本に最も近い国でありながら、中国と違って美術品を目にする機会が非常に少ないと思うので、今回はとても貴重な体験をしました。


地下鉄IENA駅を出てすぐのところに美術館はあります。

ヨーロッパの真っ直中のパリで、東洋の美術品を鑑賞するというのもなかなかおつなものですヨ。
皆さんもぜひ、この美しく静謐な美術館で、素敵なひとときを過ごされてみてください。
オススメでございます(*^^*)

ところで、ギメ美術館で多くの仏像を鑑賞する前に、ちょっとした知識を得ておくと、より楽しめますよね。
でも、あまり難しいお勉強は面倒…という皆さんに、こちらのエッセイはいかがでしょうか。

見仏記〈3〉海外編

見仏記〈3〉海外編

  • 作者: いとう せいこう, みうら じゅん
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2000/08
  • メディア: 文庫

こちらは、いとうせいこうさんと、みうらじゅんさんの“仏友”コンビが、仏像を求めて旅するシリーズの海外篇。
仏像に勝手にニックネームをつけちゃったり、想像を描いてちょっとしたストーリー作ってしまったり、と、拝観した時のコメントがとにかく面白い!
また、みうらさんの笑えるコメント付きイラストも楽しくて、いつの間にか仏像や宗教についての簡単なお勉強ができちゃうという一石二鳥のエッセイです(^^)


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パリ旅行 2006 *教会編 ②* [パリ2006*Paris]

今回は、先日の教会編の続きです(^^)

★サントゥスタッシュ教会★

マレ地区にある、国立近代美術館(ポンピドゥーセンター)に行く途中ふらりと寄ってみました。
16世紀に着工後、約100年かかって完成した教会で、約7000本(!)のパイプを持つオルガンは、ベルリオーズやリストが弾いたことでも有名だそうです。


教会の正面の広場に置かれたオブジェ。
こ、これは、味覚糖のグミ入りキャンディー“ぷっちょ”のCMで使われていた彫刻ではないですか!?
あのヘンテコリンなCMが大好きだったので、思いがけず出会えて嬉しかったです(≧▽≦)
確か、手に大きなケータイを持って誰かに電話しているというものでしたよね。


案の定、この手の中に収まって記念撮影している観光客の人がいました(笑)
アンリ・ド・ミラー(Henri de Miller)という彫刻家の、L’Ecoute(聴く)という作品だそうです。


側廊に置かれていた豪華な棺。
お写真を撮っている人が沢山いたので、どなたか有名な方のものなのかもしれません。
ちなみに棺には、JEAN BAPTISTE COLBELT と書いてあります。


そして、これもまた側廊で、キース・ヘリング作の祭壇を発見!
へリングは1990年に亡くなっていますので、もしかして、ここに葬られているのかしら、
と思いましたが、調べたところ、火葬に付された後、故郷のペンシルベニアにその遺灰は撒かれたそうですから、この作品は教会が購入したのか、もしくはヘリングか関係者が寄進したものなのでしょう。


聖母子像に向かって、人々が救いを求めたり、あるいは祝福している様子が描かれていますね、
これは、彼の作品によく見られるような、攻撃性はなくて、穏やかで神々しさまで感じる、特異な作品だといえるのではないでしょうか。

彼の公式ページの作品目録によりますと、亡くなる年と同じ1990年に製作されているようです。
彼はAIDSでしたから、自らの死をあらかじめ覚悟していたことでしょう。
その覚悟のほどが伺える、崇高な空気が漂う素晴らしい作品で、去りがたい気持ちでいっぱいでした。

キース・ヘリングの公式HP↓ 多くの作品を鑑賞することができます、ぜひ訪問してみて下さい(^^)
http://www.haring.com/index.html

★奇跡のメダル教会★
サン・ジェルマン・デ・プレ地区の街中にある、小さな教会。


130年もの間、かつての修道女であった“聖カタリーナ”の遺体が、奇跡的に腐敗することなく眠っていることで有名で、世界中から多くの信者が集まるのだそうです。
私もお顔を拝見してきましたが、お話のとおり、美しいお姿のまま、安らかに眠っていらっしゃいました。

ちなみに、お写真(左)は聖カタリーナさまのご遺体ではございません。

ここには、日本人のシスターがいらっしゃいまして、私たちに丁寧に教会の説明をして下さいました。
そして最後にシスターは、「マリア様に願いごとばかりをするというのではなく、お友達に話しかけるように、どうぞゆっくりとマリア様とお話しをしていって下さい。」と仰られました…
あれもこれも手に入れたい! という私の欲張り者な性格を瞬時に見抜いたのであろうシスター! 
さすがでございます(;゜∀゜)
ということで、ここまで無事に旅することができた幸運を、ひたすら感謝してまいりました。

ここを訪れた多くの方々が口を揃えて言われているように、とにかく内部は敬虔な信者の祈りの姿が多く見られ、粛々とした空気に包まれています。

公式サイト→http://www.chapellenotredamedelamedaillemiraculeuse.com/


この教会にあった大天使ミカエルの彫像。

ミカエルは、四大天使のひとりで、彫刻や絵画の美術作品の中では、常に悪魔を退治する姿で表されることで有名ですね。

実は私はミカエルが大好きでして、HN(ミカエラ)の由来の一部にもなっているのです♪
ということで、私のミカエルコレクションを少しだけご紹介したいと思います(^^)


パリ ルーヴル美術館所蔵のミカエル。 昨年撮影してきました。

よく見ると、足を悪魔に噛みつかれているんですよね~、内心は「アイタタタタッ!(><)!」ってなことになっているのでしょうけれど、必死に平静を装い涼しい顔で頑張ってるところがけなげです(笑)


マルタ島の首都ヴァレッタの街角にあったミカエル。

普通はだいたい槍を持って懲らしめている姿なのに、これは持っていないので珍しいですよね、
…もしかしたら取れちゃったのかしら(;^^)
石の彫刻に、鉄の鎖をあわせているところもユニークです。
それにしても、この悪鬼の踏まれっぷり、悶えっぷりがお見事!(笑)


フランス モンサンミッシェルの大聖堂の頂上に立つミカエル像のレプリカ。

これがイチバンのお気に入りですね~、なんといってもスタイル抜群でハンサムです(*^^*)
ヘルメットも被り、甲冑で完全武装していてやる気満々!(笑)


塔のてっぺんに立つ実際の像は、テレビで見ましたが、金色に輝いてさらに美しいです。

大天使ミカエルに関してはこちらをどうぞ♪


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