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映画『マルチェロ・マストロヤンニ 甘い追憶』 [映画 ま行 *Movie]

*監督* マリオ・カナーレ、 アンナローザ・モッリ
*音楽* アルマンド・トロヴァヨーリ
*出演* セルジョ・カステリット (ナレーション含む)
      バルバラ・マストロヤンニ
      キアラ・マストロヤンニ 他
2006年 イタリア

*あらすじ*
ルキノ・ヴィスコンティ監督に見出されて舞台に立ち、
フェデリコ・フェリーニ監督の映画によってその名を世界に知らしめた
イタリアの名優マルチェロ・マストロヤンニ。
彼の親友であったトロヴァヨーリの美しいピアノをバックに、
彼自身のインタビューと、生前ゆかりのあった人々のインタビュー、
そして出演映画の名場面と、記録映像を織り交ぜながら構成されたドキュメンタリー。

                      ****

マルチェロ・マストロヤンニ… 
ダンディで、甘やかで、茶目っ気があって、チャーミングな俳優さんですね(^^)
身なりはきちんとしていたらしいですが、
それでも、例えば、曲がったネクタイを結びなおしてあげたり、身だしなみを直してあげたり、
なにかと世話を焼きたくなってしまうような、母性本能をくすぐる魅力もありますね(*^m^*)

映画では、彼とともに数々の名画を作り上げてきた監督や俳優、
そして、娘のバルバラとキアラ、
更には、財産管理を担っていた弁護士や、
衣装やメイク担当だった方々までに及ぶ言葉によって、
彼の人物像が少しずつ見えてきます。

自身も言っていることなのですが、彼を一言でたとえるなら“不精者”でしょうか(笑)
それは言い過ぎとして、いつでも気負ったところの無い、自然体で気さくな人であったようです。
また、かなりの電話魔で、撮影の合間にいつも電話をかけているので、
監督にちょっとした嫌味を言われたりするほどだったそうですから、
寂しがり屋でもあったのかもしれないですね。
携帯電話がこれほど普及している現代に、もし彼が生きていたら…
片時も離さず、更に長電話したことでしょうね。
でも、人と直接話したいタチで、メールしたり貰ったりするのは嫌いだったかも…
なんていう姿を想像してしまいました(^^)

ところで、娘のバルバラさんはともかく、
もう一人の娘であり女優であるキアラ・マストロヤンニのほうは、
本当にマルチェッロにそっくりなんですよね~(@_@)
映画『クレーヴの奥方』を観た時もそう思いましたが、
年齢を重ねるごとに、更にパパに似てきたように見えました。
客席に軽いざわめきが起こっていましたから、皆さんもビックリされたのでしょう。

しかし、更に大きなざわめきが起こったのは、
インタビューに答える最近のクラウディア・カルディナーレが登場した場面。

え~と、確かにあの当時の、はち切れんばかりの瑞々しさは衰えていましたが(;^^)、
それでも、明るく無邪気に話すところなどは昔の面影を留めていらっしゃいました。

それより私にとっては、ジャン・ソレルが…
『熊座の淡き星影』では、煌めく危ういナイフのような瞳だったジャン・ソレルが…

可愛らしいおじちゃん♪ になってしまっていたのがちょっぴりショックでしたわ(T▽T)

彼らは共演経験はないそうで、晩年のことなのだと思いますが、
二人で語り合ったパリのカフェでの思い出などを語っていました。

それからアヌーク・エーメも登場しまして、こちらは品のいい良家の奥様といった風情。
彼女の語る撮影時のエピソードでは、さりげないマルチェロの優しさが感じられました(*^^*)

これらの俳優が語ったプライベートや撮影秘話、
そしてルキノ・ヴィスコンティ監督によるマルチェロの精神分析が、
私にとっては最も面白かったです。
それから、ヴィスコンティ映画でお馴染みの脚本家、
スーゾ・チェッキ・ダミーコさんのお姿を見ることができましたことも、
ヴィスコンティ作品ファンとしては感慨深いことでありました。

また特に、カルディナーレにおいては、爆弾発言!?をされまして…
そのエピソードを知ってから映画を再見すると面白いかもしれないですよ~、奥さん!
その他、衣装についてのヒミツとか、メイクに関しての裏話とか色々ありまして、
ちょっとしたマストロヤンニ通になった気分であります。

しかし、肝心の “マルチェロに愛された女(ひと) カトリーヌ・ドヌーヴ” 
(←同タイトルの特集上映あり)と、そしてマルチェロと名コンビとして、
いくつもの作品で共演したソフィア・ローレンのインタビューが無いのを不思議に思いました。
ローレンの方は最近、長年連れ添ったご主人を亡くしたそうですから、
もしかしたら、そのこともあって出演が無かったのでしょうか。

しかし、「俳優はファンのもの。」と言いつつも、
最低限のプライバシーを主張していた彼の意思を尊重して、
立ち入り過ぎないよう配慮してのことだったのかも知れないですね。

マルチェロ自身、自らを「怠け者だ。」と言っていましたし、
出演依頼を受けるかどうか決める時の他は、
脚本を読まないというのが通常であったらしいですけれど、
スタッフの証言によりますと、ある日、真剣に壁に向かって独り、
役作りの練習をしていた彼の姿をみかけたそうです。
国際的な名声を築き上げた裏には、そうとうのプレッシャーもあったでしょうし、
やはり人知れず努力がなされていたのですね。

けれども、もしもそれを当の本人に話したとしたら…
飄々としてこう答えるかもしれません…

「僕が台詞を必死に練習してたって?
違うね、
撮影が終わったら今夜は誰とどこの店で夕食を食べようか考えていたのさ。
もちろん、パスタ・エ・ファジョーリ(インゲン豆のパスタ)の旨い店でね。」

****

公式サイト→http://marcello.jp/
「マルチェロに愛された女(ひと) カトリーヌ・ドヌーヴ」上映スケジュール→http://www.bunkamura.co.jp/shokai/cinema/lineup/shosai_deneuve_sp.html

以下、私が観た出演作品をいくつかご紹介します(^^)

白夜

白夜

  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売日: 2006/05/27
  • メディア: DVD


『白夜』  ルキノ・ヴィスコンティ監督 1957年
あらすじ: イタリアの港町リヴォルノの小さな橋で青年マリオ(マルチェロ・マストロヤンニ)は、
1年前に去った男(ジャン・マレー)を待ち続けるナターリア(マリア・シェル)と知り合い、
彼女の恋物語に耳を傾けていくうちに、やがて心引かれていく…。(Amazonより)

私が初めて観た彼の出演映画。
最初はマルチェロ目当てではなくて、ヴィスコンティを知って間もないころだったので、
その監督作品を観たら、たまたま出ていたというわけです(;^^)
一目惚れした女性ナタリア(マリア・シェル)に、必死に追いすがる姿がいじらしいですね。
見た目とのギャップに驚きましたが、
色男の恋敵(ジャン・マレー)なんかよりずっと素敵☆
というか、ジャン・マレーの魅力がよくわからないワタシです。。。

甘い生活

甘い生活

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD


『甘い生活』  フェデリコ・フェリーニ監督 1960年
あらすじ: 作家を夢見てローマに出てきたものの、今ではしがないゴシップ記者に甘んじているマルチェロ(マルチェロ・マストロヤンニ)の遍歴。(Amazonより)

私のブログはこのタイトルを文字っているのですけれど、
実はそれほどこの映画が好きなわけではございません(告白…)
でも、恋した女性(アニタ・エクバーグ)にダンスをしながら、
「君は僕にとって、僕の母だ、花だ、太陽だ!」(←正確ではありません)
などと言って夢中で賛美する場面は好きです。
フェリーニ監督、及び作品は、マストロヤンニにとって特別な存在だったようですから、
彼を理解するためにはもっとしっかり観ることが必要ですね。
…でも、フェリーニのものは私にはよく分からないんですわ~(困)

夜

  • 出版社/メーカー: アイ・ヴィー・シー
  • 発売日: 2004/04/25
  • メディア: DVD


『夜』  ミケランジェロ・アントニオーニ監督 1961年
あらすじ: 作家・ジョヴァンニとその妻・リディアは、重病の友人・トマーゾを見舞っていた。
ある日、トマーゾの死を知ったリディアは、思いもよらない気持ちの変化に気付き・・・。(Amazonより)

監督の名前がいいですね♪ (←そっちかい)
名前ついでにこの映画を彫刻に例えて言うならば、
ミケランジェロの肉感的で情感的なものというよりも、
例えばキュビスムの彫刻家ザッキンのように、
余計なものがそぎ落とされて直線的でスタイリッシュなものがイメージとしては合っていると思います。
この映画はマルチェロ以上に、共演のジャンヌ・モローの真骨頂を見せるにふさわしい映画といえるでしょうか。
しかし、マストロヤンニは黒のスーツに、黒のナロータイというスタイルは素敵ですよね。

昨日・今日・明日

昨日・今日・明日

  • 出版社/メーカー: 東北新社
  • 発売日: 2006/10/27
  • メディア: DVD


『昨日・今日・明日』  ヴィットリオ・デ・シーカ監督 1963年
ヴィットリオ・デ・シーカ監督が贈る、3編のオムニバス構成によるラブ・コメディ。(Amazonより)

一度、TVで観たきりで細部を覚えてませんが、とにかく楽しいオムニバス映画でした(^^)
やはりデ・シーカ監督で、ローレンと共演の『あゝ結婚』の方は、
幾度か見る機会を逸してしまいました。
またTVで放送しないかしら。

ひまわり《デジタルリマスター版》

ひまわり《デジタルリマスター版》

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD


『ひまわり』  ヴィットリオ・デ・シーカ監督 1970年
あらすじ: 戦争に行ってしまった愛する夫、アントニオ。ひたすら彼を待ち続ける妻、ジョバンナ。
終戦後も帰ってこない夫を探すため、ジョバンナは単身ロシアに足を踏み入れる。(Amazonより)

こちらは同じデ・シーカ監督作品でも、非常に悲痛な映画ですね。
戦地から引き揚げるシーンだったか、大雪原を疲れた体を引きずって歩く、
または野垂れ死にしてゆく兵士達の姿が戦争の過酷さ訴えかけてきました。
ヒロイン(ソフィア・ローレン)が、愛するがゆえに夫(マストロヤンニ)から身を引くところは、
涙なくして観られません(T^T)

ひきしお(字幕)

ひきしお(字幕)

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • 発売日: 1997/11/28
  • メディア: ビデオ


『ひきしお』  マルコ・フェレーリ監督 1972年
あらすじ: エーゲ海の孤島にやってきた女性が、
島にひとり住む中年男に忠犬のようにかしずいてゆく…。(Amzonより)

私生活においてもパートナーであったカトリーヌ・ドヌーヴとの共演映画ですね~。
主人公リザ(ドヌーヴ)が、風変わりでそっけない態度のジョルジョ(マストロヤンニ)に惹かれて、ひたすら従順になるところなど、実生活でも同じなのではないかなと想像してしまいました。
私の頭の中ではドヌーヴがイヴ・モンタンと共演した『うず潮』と、
若干ごちゃまぜになってしまっています(;^^)

最後の晩餐

最後の晩餐

  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売日: 2006/01/28
  • メディア: DVD


『最後の晩餐』  マルコ・フェレーリ監督 1973年
あらすじ: パリの大邸宅にある共通の目的を持った4人の男たちが集う。
美食通で知られる彼らは、昼夜を問わず酒池肉林の宴を繰り広げ始めるのだが・・・。(Amazonより)

今回の映画の中で、フィリップ・ノワレも語っていますけれど、
この作品はカンヌでかなりヒンシュクをかい、唾を吐きかけられるほどだったそうですね。
ええ、私もとても嫌悪をもよおしましたとも(;^^)
マストロヤンニのほかに、ウーゴ・トニャッツィやミシェル・ピコリなどの名優が出ているという理由と、タイトルとあらすじに非常に惹かれたので観たものの…
あまりにも下品なシーンが多くて、私にとっては史上最悪の映画でした。。。(-_-)

特別な一日 (レンタル専用版)

特別な一日 (レンタル専用版)

  • 出版社/メーカー: レントラックジャパン
  • 発売日: 2004/07/16
  • メディア: DVD


『特別な一日』  エットーレ・スコーラ監督 1977年
あらすじ: 第二次世界大戦前夜、ヒトラーがムッソリーニを訪問した日、
反ファシストの男と主婦による一日だけの恋を描いたドラマ。(Amazonより)

これもソフィア・ローレンと共演した名作のひとつですね。
毎日の生活に疲れ果てた平凡な主婦の、日常の束の間のときめきを描いた半面、
マストロヤンニ演じる男性が、ゲイであるという理由で迫害され刑罰を受けたというくだりは
真実に基づくものなのだそうで、当時の迫害の過酷な実態をも浮き彫りにしているということも、
この映画が高く評価されている理由なのですね。

黒い瞳

黒い瞳

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2003/04/02
  • メディア: DVD


『黒い瞳』  ニキータ・ミハルコフ監督 1987年
あらすじ: 湯治場で美しいロシア人女性・アンナと出会い、一夜をともにしたロマーノ。
彼はアンナとの新生活のために妻と別れる決意をするが、妻に破産を告げられ…。(Amazonより)

マストロヤンニがカンヌで最優秀男優賞を獲った作品。
今回の劇中でその時の、授賞式の模様が出てきました。
簡潔なスピーチがかっこよかったです!
アカデミー賞なんかも、これを見習って短い挨拶だったら見る気がするんですけれどね(´~`)

衣装担当のスタッフも回想していたとおり、
この映画のマストロヤンニは、白いスーツが良くお似合いでした☆

裕福だけれど張り合いのない日々を送るロマーノ(マストロヤンニ)が、
旅行先で恋に落ち、“特別な一日”を送るわけですが、
一日に留まらず、女性をロシアまで追いかけて行ってしまうという壮大なスケール!?なんですよね(笑)
最後はなんだかせつない“オチ”がついているのですけれど、
これは、ロマーノはいわば、男としての最低限の責任を果たしたと言っていいのでしょうか…。


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SUKIPIO

こんにちは、ミカエラさん。

懐かしい名前をたくさん出されて、おられました。
ソフィア・ローレンの夫は、確かカルロ・ポンティエでしたか、亡くなられたのですね。
かなり昔、制作は外国だったと思いますが、各国の俳優が自国を紹介するといったテレビ番組で、ソフィア・ローレンがイタリアを担当し、途中「私の友人が、待っていますので、彼のところに行きます」と言って、到着した彼女が上の方に目をやり、予想通りの大きな声で、「マルチェーロ」と、呼べば、人懐っこい笑顔で、マルチェロ・マストロヤンニが家の窓から顔を出し、その後二人で、街の紹介をする際の自然な会話や笑い、仕草が印象的で、今でもハッキリ覚えています。
マストロヤンニは「甘い生活」等、女性に翻弄される役が、はまり役の一つでもありましたね。
また、ルキノ・ヴィスコンティの作品は、ドイツ3部作や「山猫」の旧体制側の斜陽。「白夜」の幻想と現実、「熊座の淡き星影」での過去と現実と云った相対する世界に様々な愛を彼の格調高き美意識を効果的に絡めた作品が多く見られた様に思います。
by SUKIPIO (2007-07-18 13:10) 

ミカエラ

■SUKIPIOさん、こんにちは♪

>>ソフィア・ローレンの夫は、確かカルロ・ポンティエでしたか、亡くなられたのですね。
↑今年の1月に亡くなったそうで、長年連れ添ったご主人だそうですからさぞかし深く悲しまれていることでしょう。
また、息子のエドアルドさんは映画監督として活躍されているようで、
初監督作の『微笑みに出会う街角』ではローレンも出ているそうですね。
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD6686/index.html

>>その後二人で、街の紹介をする際の自然な会話や笑い、仕草が印象的で、今でもハッキリ覚えています。
↑わあ♪ 素敵なエピソードのご紹介ありがとうございます^^
今回のドキュメンタリーの中でマルチェロは、自分は内向的だしちっともモテないなんて言っていましたけれど、彼を慕う人々は多くいたようですね。
きっと、仰るとおりの自然体で、なんというか、ガツガツしたところがない姿が好かれる理由だったのではないかなと思いました。

>>マストロヤンニは「甘い生活」等、女性に翻弄される役が、はまり役の一つでもありましたね。
↑そうですよね~、私の最も好きなタイプです(笑)
『白夜』で初めて彼を見たのですが、
見た目はとてもダンディで男らしいのに、
ナタリア(マリア・シェル)をふり向かせようと、喜ばせようと必死になっている姿がとてもお茶目なので驚きました(笑)
by ミカエラ (2007-07-18 16:30) 

豆酢

きゃあきゃあ♪

ミカエラさん、お久しぶりです。
実はこれ観たいんですよ!マストロヤンニのドキュメンタリーですものね!古きよき映画の舞台裏が垣間見ルことが出来て、映画ファンとしては垂涎ものの内容でしょう。
しかしながら、マストロヤンニの名優としての懐の深さ、人間的なチャームが浮き彫りになっているという印象を受けました。DVDになったら購入するかもしれません(笑)。

そうそう、マストロヤンニ出演作の中に「特別な一日」を挙げてくださっているのがうれしかったです。うちでもいつかレビューを書きたいと願っているんですが(バトンの中で触れただけなので)、いつになりますやら(^^ゞ。スコラ監督の作品の中でも、特に緊迫感と愛惜に満ちた切ない物語でしたね。「ひまわり」も「黒い瞳」も、彼だからこそあそこまで共感できる人間像になったと思います。本当に素晴らしい俳優でした。
by 豆酢 (2007-07-18 23:12) 

ミカエラ

■豆酢さん、こんにちは(^^)

>>古きよき映画の舞台裏が垣間見ルことが出来て、映画ファンとしては垂涎ものの内容でしょう
↑はい~、本当に素敵なひとときを過ごすことができました。
なにしろ私はヴィスコンティ監督のインタビュー映像を見ることが出来ただけでも感動しましたが、その他、フェリーニやリリアーナ・カヴァーニ監督など名だたる方々もご出演でしたので、きっと映画通の豆酢さんもお気に召すかと思いますよん☆

>>マストロヤンニ出演作の中に「特別な一日」を挙げてくださっているのがうれしかったです。
↑そういえば、豆酢さんのところで少しお話ししたことがありましたね~。
ところで、マストロヤンニとローレンって11作品も共演したことがあるそうですね、
私はそのうち、3つしか観たことがなくて…愕然としてしまいました(;^^)
豆酢さんはきっともっとご覧になったことがあるのでしょうね~。
この映画を機に、マストロヤンニのDVD-BOXを発売してくれたらいいなと思います。

>>「ひまわり」も「黒い瞳」も、彼だからこそあそこまで共感できる人間像になったと思います。
↑そうですよね、前者はまぁともかく、後者ではよくよく考えると身勝手でトンデモナイ男性なのですけれど、何故か憎めないんですよね(笑)
by ミカエラ (2007-07-19 17:13) 

Jen

ミカエラさんこんばんは。
1番上の写真ヒューさまかと思ったら違うんですかっ。
そう見えたのは私だけ?
ミカエラさんのブログのタイトル気に入っていたんですが、
映画のタイトルなんですね。
ミカエラさんが選ぶくらいだから見てみたいな・・・ってあまり好きじゃないんですね(^^;)
ドラマで高校生がルートヴィッヒ見に行くってやっていましたが、
つまんないって言われていました(><)
by Jen (2007-07-19 23:34) 

ミカエラ

■Jenさん、こんにちは(^^)

>>1番上の写真ヒューさまかと思ったら違うんですかっ
↑ヒュ~さまと同じく、女性に翻弄されるややコミカルな演技が魅力的な俳優さんなのですよ~。
それから、ヒュ~ほど皮肉屋ではないですけれど、
割と冷めた発言をしますから、そんなわけでオーラが似ていると感じ取られたのですね、きっと(^^)

>>映画のタイトルなんですね。
↑そうなんですよ♪
“甘~い”という言葉に、自嘲と、好きな男性のタイプと、ロマンティックな意味などを色々込めてます(;^^)
映画の『甘い生活』は機会があればぜひご覧くださいませ、
カンヌ映画祭でパルムドールという最高の賞を取った名画だそうですから、
Jenさんも気に入るかもしれませんよ(^v^)

>>ドラマで高校生がルートヴィッヒ見に行くってやっていましたが、
つまんないって言われていました(><)
↑オヨヨ、そうなのですか(T^T)
映画のですよね? 
まあ、あれはまだ高校生くらいでは重過ぎるかもしれないですね。
私も美しいヘルムート・バーガー様が出ていなければ、
途中放棄したかもしれません(笑)
by ミカエラ (2007-07-20 17:02) 

kurohani

マルチェロ・マストロヤンニ本当に素敵な男優さんですね。私はフェリーニの作品と『ひまわり』しか観た事が無いのですが(←泣けました)ヴィスコンティの『白夜』観てみたいです。そう言えば九段下のイタリア文化会館で篠山紀信の「ヴィスコンティの遺香」展をやっていますね。
by kurohani (2007-07-24 00:36) 

ミカエラ

■kurohaniさん、こんにちは(^^)

『白夜』、面白いですよ~。
マストロヤンニ扮する青年マリオが、恋した女性ナタリアにいいところを見せようとして、ダンスを踊るところとかが滑稽で、ダンディな外見からは想像がつかない姿だったものですから意外でした。
ナタリア役のマリア・シェルも純朴でとても可愛らしいです(*^^*)

>>段下のイタリア文化会館で篠山紀信の「ヴィスコンティの遺香」展をやっていますね。
↑そうそう、雑誌でみました!
同名の写真集が出版されていて、ヴィスコンティファンには必須のようなのですが…私はまだ持ってません(;^^)
それから、アンリ・カルティエ=ブレッソンの写真展も行っていますよね、
以前、kurohaniさんに教えていただいた、エリオット・アーウィットさんの展覧会が素晴らしかったので、これにも行きたいです♪
http://www.momat.go.jp/Honkan/Henri_Cartier-Bresson/index.html
by ミカエラ (2007-07-24 17:10) 

うたのひと

まだ見ていない映画がたくさんありました。
もうすぐ休暇なので、ミカエラさんのご紹介の映画を見たくなりました^^
by うたのひと (2007-07-27 22:30) 

ミカエラ

■うたのひとさん、こんにちは(^^)

>>もうすぐ休暇なので、ミカエラさんのご紹介の映画を見たくなりました^^

↑そう仰っていただけるととても嬉しいです~(>v<)
どの映画も楽しくて心を打つ素晴らしいものばかりですから、
ぜひご覧になって、うたのひとさんの歌に、
更に深みを与えてくれるといいなと思います。
ヴェンちゃんとリストちゃんと、どうぞ楽しい夏休みを過ごされて下さいね♪
by ミカエラ (2007-07-29 00:50) 

カポ

ミカエラさん、こんばんは~。
素敵な暑中見舞いを頂いて ありがとうございました。
お礼にも書きましたが 私も少し気分が前向きになってきたので
またブログで映画の話をしたいなぁ~と思っていたところ、
ミカエラさんにもご挨拶を・・と思っていたら
しばらくお休みされるとのこと。
もっと早く来ればよかった・・と後悔しても仕方ないのですが(^^;)
どうぞ この厳暑です、ゆっくり休養されて また復活なさって下さいネ。
楽しみにお待ちしています!!

マストロヤンニの様々なお話や作品のこと、とても楽しく拝読しました。
私、若い頃はマストロヤンニが何故か苦手で(^^;)
どうしてだったのかしら?? 今はとても素敵に思えるのにね。
なので 今日に至っても余り多くの作品を観ていないのです。
今回、ミカエラさんの情報であれこれ観てみたいと思いました。
その時はまた お話に伺いますね。

ではくれぐれもお体をご自愛下さいネ。(^^ゞ)
by カポ (2007-08-17 18:03) 

ミカエラ

■カポさん、こんにちは(^^)

せっかく、コメントして下さったのに、お返事が大変遅くなりまして、
本当に申し訳ございませんでした(>_<)
旅行に出掛けて、留守にしていたということもありまして、
ついでにしばらくお休みさせていただくことにしました。

少し、ご気分が回復されたということで、本当によかったですね(^v^)
今、ブログを少し覗かせていただきましたら、たくさん更新されていて凄いです!
後ほど改めて、コメントさせていただきに参りますのでよろしくお願いいたします。

>>私、若い頃はマストロヤンニが何故か苦手で(^^;)
↑そうだったのですか。。。まあ、あまりセクシーでもないですし、
カポさんも参加されている(?)“抱かグラ”などには、
まるきり候補として挙がらないタイプでしょうかね~(笑)
実は私も『白夜』で初めて観たときは、あまり良さがわからなかったです(;^^)
しかし、その『白夜』とか『甘い生活』での、ひたすらつれない女性を追いかける姿は、『しのび逢い』のリポアしゃんを髣髴とさせるものがありますね♪
by ミカエラ (2007-09-04 20:24) 

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