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私の“受胎告知” [美術*Art]

↑…な~んて、美術評論家さん風の、昔放送されていたNHK人間講座の
題名になっていそうなタイトルをつけてみましたが、
以下は、そのように大それた内容ではございませんのであしからず!

現在、東京国立博物館で 特別展『レオナルド・ダ・ヴィンチ -天才の実像』が、
開催中だそうで、画家の初期の傑作、もしくはデビュー作ともといわれる『受胎告知』が公開中ですね。


レオナルド・ダ・ヴィンチ 『受胎告知』 (1475~1480年頃 私の資料より)

この作品は、イタリアのウフィッツィ美術館の数ある逸品の中でも、
ボッティチェリの作品などと並ぶ、名画中の名画でしょうから、
日々世界中から訪れる膨大な鑑賞者の中で、この絵を鑑賞するプランを組み入れていない者はいないのではないでしょうか。
それほどの至宝が来日とは、熱心な美術ファンには、いてもたってもいられぬような、
興奮状態の方も多いのではなかろうか思います。(←私(;^^))

今回展覧会を開催中の東京国立博物館本館の“特別5室”には、
過去、同じくダ・ヴィンチの『モナ・リザ』や、『ツタンカーメンの黄金のマスク』が
展示されたこともあるそうで、それを考えると今回の展示も納得ですね。
しかし、その、めまいを覚えるような豪華な作品を、快く貸して下さるとは、
日本の美術愛好者のマナーの良さと、美術への関心の深さが理解されている証拠なのでしょう。
…それから、お金?(笑)

私もこの絵は、一度だけ、ウフィッツィ美術館で観たことがあります。
私の知っている限りの、と言いましても数えるほどしかございませんが、
“受胎告知”の中でも、最も荘厳で重厚な世界を描き出しているのが、
このダ・ヴィンチの作品です。
あまねく世界の人々の精神を、これから未来永劫支配することになる神の誕生にふさわしい。
…そんな風に表現したい神々しさがあって素晴らしいですね。

以下は、私のお気に入りの“受胎告知”のご紹介です(^^)


サンドロ・ボッティチェリ 『受胎告知』 1489~1490年 ウフィッツィ美術館蔵

私が最も好きな画家・ボッティチェリの作品。
したがって、最もお気に入りの受胎告知です(^^)
なんと言っても、男性(大天使ガブリエル)も女性(マリア様)も美しい!
こんな美男美女が登場する絵画が、1400年代に描かれていたなんて本当に驚きでした。
私から見ますと、ガブリエル青年が人妻マリアに「奥さん、ボクと結婚して下さい! 
承諾していただけぬなら、ヴェッキオ橋から身を投げて死んでしまいます!」と
詰め寄っている場面に見えますわ(*´v`*)(邪妄想御免)

冗談はさておきまして、
モダンな印象を受けるシンプルなマリア様の衣裳とか、シースルーのベール、
繊細なレースのような光輪もとても素敵です。
また、瞬間を切り取ったようなふたりの動作からも、非常にドラマチックな感じを受けますね。


シモーネ・マルティーニ 『受胎告知』 1333年 ウフィッツィ美術館蔵

こちらはフィレンツェの隣国であったシエナ出身の画家の作品。

“受胎告知”とは、ある日、大天使ガブリエルがマリアの前に舞い降りて、
処女であるにもかかわらず、マリアが神の子を宿したことを伝えるという場面であり、
多くの画家に好まれ描かれたテーマでした。

16世紀頃のイタリアでは、このテーマを描くときの約束事が伝統として踏襲されており、
受胎告知及び聖母を表現する際は、「動揺」「熟慮」「疑問」「服従」「功績」というポーズから選んで表さねばならなかったようです。
マルティーニの時代にそれが既に確立していたかは不明ですが、
もし、彼がその中から選んだとすれば、きっと「疑問」ですよね、
思いっきり身をよじって疑っている表情とか、人間らしくて可愛らしくさえあります(*^^*)


(右)シモーネ・マルティーニ 『受胎告知の場面から-聖母』 1330年代 エルミタージュ美術館蔵
(左)シモーネ・マルティーニ 『受胎告知 大天使ガブリエル』 ワシントン・ナショナルギャラリー蔵

今は別々の美術館に所蔵されている連作をひとつにまとめてみました♪


フラ・アンジェリコ 『受胎告知』 1438~47年頃 サンマルコ美術館蔵

天使のような(アンジェリコ)、僧(フラ)と謳われた画僧の筆による、清澄な空気漂う場面。
「受胎告知と言ったらこの作品!」と言われる方も多いのではないでしょうか、
とても人気がありますよね(^^)
いかにも清楚な人物とパステルカラーに、フレスコ画特有の風合いも手伝って、
神秘的かつ親しみやすさを醸し出しているところも人気の秘密でしょうか。
サンマルコ美術館は、元々は修道院であったものを美術館として公開しているのだそうですから、
そのような神聖な場所で実際に目の当たりにしたら、きっと敬虔な気持ちになるのでしょうね、
いつか観てみたいです。

しかし、現在に至るまでとても多くの人々に絶大なる支持を得ているこの作品も、
当時はルネサンス(芸術復興運動)によって、人物を人物らしく描く(人間味を感じさせるという意味でしょうか?)という風潮に対して、全くそぐわないと酷評されたとか!


ロベール・カンパン 『受胎告知』 制作年不詳 ベルギー王立美術館蔵

15世紀のネーデルラント(現オランダ、ベルギー地方)では、
このテーマの絵画を描く際に、市民の住居内を舞台にしたものが多いのだそうで、
当時の市民生活を知る上で、貴重な資料であるともいえるかも知れません。

そういえば、無造作に開けられている窓の木戸とか、
暖炉のそばのほうきとか、あと、卓上のオランダ特産のデルフト焼きらしき花瓶に、
お約束ごとである、純潔の印の白い百合の花が生けられているのも興味深いですね。


ロヒール・ファン・デル・ウェイデン 『受胎告知』 1435年頃 ルーヴル美術館蔵

ロベール・カンパンの弟子であったウェイデンの精緻な作品。
この頃は、すでにヤン・ファン・エイクによって確立された油彩で描かれているためか、
師匠のカンパンの作品よりも筆致が細やかで圧巻ですね(@_@)
人物も、例えばガブリエルなど、ろうたけた表情で堂々としたものを感じます。


ヤン・ファン・エイク 『受胎告知』 1425~1430年頃 ワシントン・ナショナルギャラリー

油彩技法を完成させたことで有名な、美術界の大功労者のヤン・ファン・エイクですから、
何か作品の中にも威厳というのか、自信がみなぎっているように見えますし、
また、とにかく恐ろしいほどの精巧さで、これは神業と言っても過言ではないのではないでしょうか(;^^)
それにしては、なにやらゴニョゴニョ言っている台詞(吹き出し)がちょっと漫画チック(笑)


エル・グレコ 『受胎告知』 1597~1600年 プラド美術館蔵

ヤン・ファン・エイクの作品に比べたら質素ですね~。
でも、光の効果とかとても神秘的で劇的で、いかにも神の啓示を受けている様子です。
当時、ルターの起こした宗教革命に揺れるスペインでは、
対宗教改革運動の意向を反映させた作品を描くよう指示されていたようで、
このグレコの絵などはそれに十分迎合する作品と言えるのではないでしょうか、見事ですね。


アントネッロ・ダ・メッシーナ 『受胎告知の聖母』 1475年 シチリア州立美術館蔵

最後に構図が面白い、変り種の受胎告知をひとつ。
これは数年前、イタリアのシチリア島に旅行したときに観てきました。
ひっそりとした小さな美術館で、作品目録など売っておらず、
したがって詳しくはわかりませんが、どうやら連作の一部でもないようですので、
マリア様ひとりに焦点を当てて描かれたもののようです。
私の想像では、幾人かの修道女が慎ましく暮らす小さな修道院の院長様の自室に飾られて、
毎朝晩静かに祈りを捧げられていた…というイメージです。

「マドモアゼル・マリー あなたは懐妊あそばした
あなたは夫もないくせに 男のお子さんをお生みになる。
大きにお邪魔さまでした、 ごめんあそばせ…。」
こう言って
天使が帰ってしまいます。

雲が消えるようにして 天使の姿は消えうせて
また天国へ行っちまう。
さすが娘は恥ずかしく 両手で顔をおしかくす。

- ジャン・コクトー “村へ来た天使ガブリエル” より部分 -


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kurohani

ミカエラさん凄いですね〜!フラ・アンジェリコって天使の様な僧って意味だったんですね。NHKの番組より勉強になりました♪ヤン・ファン・エイクのテクニック炸裂版が好きです。羽が虹色&ゴニョゴニョ漫画調セリフも良いですね!シモーネ・マルティーニの金箔背景の若干ギクシャクした感じの絵も(なんて私が言うのはおこがましいですが、、)素敵です。しかしダ・ヴィンチの受胎告知は是非観に行かねば!ウフィッツィで昔観たはずなのですが記憶が曖昧です、、。しかし混みそうですね〜。
by kurohani (2007-03-26 22:28) 

椎名

こんばんは^^
ダヴィンチが書く絵には、
モナリザ同様、秘密のメッセージがv
なんて思ってしまいますw
そう考えると、美しさでで感動するのと
同時に好奇心が沸きますよね。。
彼は天才です><v
こうやって、時代で見ると面白いですね-
1300年代は背景が金で、
其れだけ偉大(?)っと言うか雲の上の
存在って感じがしました。
1400年代に入ると、室内、屋外の
背景がなので、身近に思う様になったのかな^^
この中では一番新しい、1600年は
また今までに無い物語ができていますね。
傾向として、マリア様が右-天使-左がですね。
面白い記事をありがとうございました♪♪♪
by 椎名 (2007-03-27 02:26) 

ミカエラ

■kurohaniさん、こんにちは(^^)

>>フラ・アンジェリコって天使の様な僧って意味だったんですね
↑そうなんですよ~、アンジェリ子ちゃん、実の名をグイド・ディ・ピエトロと言うのだそうです。
ニックネームで浸透しちゃってるんですね。
作品がかもし出す通りの敬虔な聖職者だったようで、
例えば、修道女と駆け落ちして“破戒僧”と揶揄された、
これまた画僧のフィリッポ・リッピなんかとはえらい違いですね(;^^)

>>ヤン・ファン・エイクのテクニック炸裂版が好きです
↑あはは(^▽^) 超絶技巧をこれでもかと見せまくりですよね(笑)
でも、kurohaniさんが描かれてご入選された不○家のケーキを手本にされたという作品も、
素晴らしい&美味しそうですので、ヤン・ファンエイクが観たら、きっと唸りますよ(^m^)

>>しかし混みそうですね〜。
↑そうですね(´д`) 手荷物検査とか金属探知機による検査もあるようで…かなり厳重みたいですね。
いつ行っても、ゆっくり心ゆくまま鑑賞…は無理なんでしょうね~きっと(ため息)
by ミカエラ (2007-03-27 18:45) 

ミカエラ

■椎名さん、こんにちは(^^)

>>モナリザ同様、秘密のメッセージがv
↑おお~なるほど(@。@) 思いつきませんでしたよ~。
そういえば、同じくダ・ヴィンチの“最後の晩餐”にも、
驚愕の秘密とメッセージが込められていましたよね(byダ・ヴィンチ・コード)
仰るとおり、芸術性と知性を絵画に組み込むことができるなんて、
稀有な天才、神業ですよね(←あまりにも偉大なのでこの言葉に逃げてます・笑)

>>こうやって、時代で見ると面白いですね-
↑そうですね^^その時代の教会の権力の大きさを反映してることが多いかもしれません。
または、国とか地方色が出ているところとか面白いですよね。

>>傾向として、マリア様が右-天使-左がですね。
↑そうそう、私もその逆のものをあまりみたことがありません…
エル・グレコのはたいがい“逆”なのですけれど、
あとは、私が思い出すかぎりでは、割と有名と思われるフィリップ・ド・シャンパーニュも逆に描いています。
http://art.pro.tok2.com/C/Champaigne/Champaigne.htm
by ミカエラ (2007-03-27 18:47) 

megumi

わたしも、この絵を観た事があります。

ダビンチの魅力の絵の作品創作の内側にある

洗礼されれた、美しい独自の宗教性が、あの素晴らしい

オーラを放っているのだと感じています。
by megumi (2007-03-28 20:26) 

ミカエラ

■megumiさん、こんにちは♪
お久しぶりですね~、いよいよブログ再開でしょうか^^

>>美しい独自の宗教性が、あの素晴らしい
オーラを放っているのだと感じています。
↑なるほど、彼の描いた天使を見て早々に筆を折ってしまった師匠のヴェロッキオも、レオナルドの技巧だけでなく、仰るように漂うオーラを見抜いて、それに圧倒されてしまったのかもですね。

しかしそのような神のようなレオナルドも、同じ頃同じ土地で活躍したボッティチェリに激しいライバル心をもっていたようで、先日、その胸のうちを吐露した書簡の一端を読みましたが、幼稚なともいえる言葉で嫉妬心を露わにしていて、ちょっと可愛いかったです(笑
by ミカエラ (2007-03-29 17:24) 

豆酢

ミカエラ様、手術とその後の経過はいかがでしょう。お早い快癒をお祈りしておりますね。
くわしいことはわかりませんが、突然手術と聞いて正直びっくりいたしました(^^ゞ。どうぞゆっくり身体を休めて、ご自愛ください。心身ともにリフレッシュされますように!
実はこのたび、ブログ名を「Director's Chair」から「豆酢館」(爆)に変更いたしました。怪しい度が一層アップしたかのようですが(^_^;)、今後もどうぞよろしくお願いいたしますね。

ご紹介くださった聖母画、私も現地で目にしたことがあるものもありました。懐かしかったですねえ。個人的には、最後のメッシーナの聖母像がお気に入りです。
by 豆酢 (2007-04-16 12:42) 

ミカエラ

■豆酢さん、こんにちは♪
どもども、優しいお言葉&お心遣いありがとうございます~(嬉涙)
抜糸(というか、ホッチキスみたいに留められていたらしい)も終わり、
すっかり元気でございますp(^^)q
豆酢さんもお医者にかかられているようですが、お加減いかがでしょうか。
大事になさって下さいね~。
そろそろブログも再開したいと思っておりますので、これからもどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
私も後ほど遊びに行きますね☆

>>ブログ名を「Director's Chair」から「豆酢館」(爆)に変更いたしました。
↑ちょっとユーモラスで、親しみやすいですし、とてもいいですよ! 
豆酢さんの愉快で気さくなお人柄によく合っているかと。。。(笑)

>>最後のメッシーナの聖母像がお気に入りです
↑なかなか構図が珍しいですよね~。
最近知ったのですけれど、この画家はもう一つ同じような構図のを描いているのですが、
こちらは少し表情がコミカルwで、初々しい感じのする作品です。
http://it.wikipedia.org/wiki/Immagine:Antonello_da_Messina_036.jpg
by ミカエラ (2007-04-17 14:23) 

ダフネ

ご無沙汰しております~。
色々と大変だったようで、その後お体の調子の方はいかがですか?
今日はこちらの方は春なのに凄く寒いです。
関東の方も寒いのでしょうか?体調を壊しやすい季節でもありますので、くれぐれもご自愛下さい。

さてさて

>特別展『レオナルド・ダ・ヴィンチ -天才の実像』

ニュースでこれを見て、行ける方は羨ましい~と涎をたらしておりました(汚)ドサ周りはナシだろうな、当然・・・(^_^;)

ミカエラさんは行かれるのでしょうか?
もし行かれるのでしたらレポートお待ちしてますよ~。

>ウフィッツィ美術館で観たことがあります

羨ましいぃ~~~。メディチ家大好き人間(笑)の私としては死ぬ前に一度は行きたい美術館の一つです。
バチカン美術館には行ったことがあるのですが、ウフィッツィ美術館に足を伸ばさなかったことが悔やまれます。
また行けるさ・・・なんて甘かった。。。。(^_^;)
by ダフネ (2007-04-18 18:03) 

ミカエラ

■ダフネさん、こんにちは♪
お忙しいところ遊びに来て下さって嬉しいです~。
また、お見舞いのお言葉もありがとうございます(^^)
もうすっかり元気なのですよ~、しかしこちらも同じく寒の戻りで寒いです><
早く暖かくなるといいですね。

>>ドサ周りはナシだろうな、当然・・・(^_^;)
↑あはは(^▽^) そですね~、これほどの作品ですと、
イタリア-東京間が精一杯かも知れないですね(;^^)

>>メディチ家大好き人間(笑)の私としては死ぬ前に一度は行きたい美術館の一つです。
↑お! またまた趣味が一致しましたね、私もメディチには興味があるんですよ。
メディチといえば、やはり最も華やかなる時に生きた、ロレンツォ豪華王(イル・マニフィコ)は外せないですよね^^
あと、質実剛健で人望も厚かったという創始者のジョバンニ・ディ・ビッチなんかも地味~ですけれどwそのお人柄に惹かれますし、トスカーナ大公となったコジモ一世も好きです…肖像画がイケメンなので(←案の定・笑)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%B8%E3%83%A21%E4%B8%96

>>バチカン美術館には行ったことがあるのですが
↑こちらも素晴らしいですよね~、やっぱり一番のお目当てはシスティーナ礼拝堂だったでしょうか?^^
私が一番心に残っているのはラオコーン像なのですけれど、
きっとギリシャ神話がお好きなダフネさんも注目されたことでしょう^^
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%AA%E3%82%B3%E3%82%AA%E3%83%B3
by ミカエラ (2007-04-19 16:21) 

ダフネ

ロレンツォ豪華王さまの弟、夭折の貴公子、ジュリアーノ・ディ・メディチが好きです(すみません、ミーハーで・・・)
彼の遺児をロレンツォが養子にして育てて、法王にしたのですよね。
なんかその兄弟愛が好きです・・・ってドラマにしちゃってますが、実際はもっとドロドロした時代なんでしょうけどね~。
なんと言っても中世ですもの(^_^;)

>システィーナ礼拝堂

最後の審判と天地創造・・・。感無量でした(ToT)
by ダフネ (2007-04-20 21:46) 

ミカエラ

■ダフネさん、こちらにもコメントありがとうございます♪

>>ロレンツォ豪華王さまの弟、夭折の貴公子、ジュリアーノ・ディ・メディチが好きです
↑おおっと、忘れてました!
フィレンツェ中でその美貌の誉れ高かったという弟君を忘れちゃいけませんね~(*^o^*)

>>彼の遺児をロレンツォが養子にして育てて、法王にしたのですよね
↑本当でしたら当主のロレンツォの方が殺されてしかるべきだったのに、
自分だけ辛くも難を逃れたという負い目のようなものがきっとあったでしょうね。
クレメンス7世、彼もちょうどイタリア中が大混乱の時代に生きたお人でお気の毒でした。
でもシスティーナ礼拝堂の壁画制作をミケランジェロに依頼したというあたり、
芸術に関する審美眼は、ロレンツォによる薫陶あるいは血筋を感じますね(^^)
ジュリオちゃんは、美術界の知られざる功労者なんだな~♪
by ミカエラ (2007-04-23 14:50) 

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