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映画 『ブレイブ』 [映画 は行 *Movie]

ブレイブ

ブレイブ

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2000/06/23
  • メディア: DVD


*監督* ジョニー・デップ
*脚本* ポール・マクガドン、ジョニー・デップ、D.P デップ
*音楽* イギー・ポップ
*出演* ラファエル: ジョニー・デップ
      マッカーシー: マーロン・ブランド
1997年 アメリカ
*カンタンあらすじ*
貧しい生活から家族を救うために、あるネイティヴ・アメリカンの男が下した決断、
それは“スナッフ・ムービー”という実際に人を殺す映画に出演することで5万ドルを得て、
家族に残すというものでした。
その映画出演契約から実行までの残された一週間を、家族と過す姿、そしてネイティヴ・アメリカンの実情を描いた物語です。
ジョニー・デップの監督デビュー作、脚本のD.Pデップはジョニーの実兄、カンヌ映画祭正式出品作品。

                            ****

大好きなジョニー・デップの初監督作品ということで、とても期待して観ました。
ラファエル(ジョニー)が、マッカーシー(M・ブランド)と契約している場面で、どのような契約を交わしたのか、注意力散漫で鈍感な私には実はよく分かりませんでした。
何かとてつもなく勇気のいること、(例えば殺人依頼とか)だとは分かりましたが…(;^^)
ということで、途中で契約内容が分かったため、感動が半減。
…遠まわしな台詞でなくて、ハッキリ言ってくれないとわからないわ!(←美意識ゼロ&ひとのせい)

ジョニー・デップは花柄のシャツとジーンズ、そして頭に巻いたバンダナがとても似合いますね。
ネイティヴ・アメリカンな姿がやけに板についているなと思ったら、実際にその血が彼の中にも流れているとか。

ラファエルは刑務所に入ったり出たりを繰り返しているので、初めは子供とのコミュニケーションも上手くとれていない様子なのですが、残された一週間で子供の為に遊園地を作ったり、妻に新しい洋服を買い与えたりして絆と愛を深め、又、長男には家族を守るよう約束させます。
そんなつかの間の穏やかな時を過せたのも、ある程度のまとまったお金(前金)があったからこそなのでしょう。
お金で幸せは買えないとか言いますが、今回の場合を見ていると人の心を豊かにするためにはお金は必要だと感じました。
死ぬ気になればなんでもできるのでは?とも思いましたが、職にもありつけず、安住の地も追い出され、将来が見えない追い詰められた絶望的な状況下では、ラファエルの決断も非難できない気持ちです。
そんな状況に陥った経験はありませんが、荒廃した街のバーでの様子や、職探しに行った先の白人男性の蔑んだ態度を見ていると、私にも絶望感が伝わってきたのです。
殺される恐怖よりも、家族と永遠に別れなければならない恐怖を克服するほうが勇気がいったのではないか、とラファエルがトレイラーを出て行く姿を見て思いました。
残された家族の悲しみは計り知れないものでしょう…でもきっとあの長男が父親との約束を果たしてくれることでしょう。


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